雪道の友
大変遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。今年も雪が少なくてお正月から結構自転車に乗っていたのですが、今日は寒波に見舞われ北陸の冬らしい雪景色。久々に近所の石川県森林公園でスノーランしてきました。
雪道の友は、最近普段履きにもなっているアシックス・スノーターサー。珪砂入りスノーコンパウンドラバーががっちり雪路面をつかんでくれるので、絶大な安心感があるシューズ。といっても、氷結路でのランで使ったことはありません。でも、私にとってはグリップと同様に重要なのは防水性、「防雪性」。
シャーベット状の雪に無力なのはどうしようもないが、北陸のある程度しめった雪でも降ったばかりなら大丈夫。写真のように、雪の付きそうなところはしっかりガードしてくれるし、足首をきゅっと締め付けるような内袋があるので、雪がシューズの中に進入することは全くない。新雪上は、ふかふかの布団の上を走っているような感覚は楽しいものだ。
このシューズの意外に良いところは、夏の暑い時期は別にして春秋の比較的暖かい時期にも使えること。通気性がある程度あるので普段の30分程度のランならば蒸れることなく走ることが可能だ。もちろん、真冬のこの時期なら快適。冬場しか走らない自転車乗りにはこのシューズ1足で事足りるので何かと重宝だと思う。
まあ、ハードユーザではないので数少ないアスファルト履きではソールがあまり減らないということもあるだろうが、もう2年使った今でもグリップ感はほとんど損なわれてはいないようだ。とは言っても先に書いたように、ここ北陸の雪はすぐに溶けてしまってべちゃべちゃ雪がほとんど。気温の低い、東北や北海道ならもっとこのシューズの真価を発揮できるのになどと夢想する。
逆にどうでしょう。しっかり耐水素材を使ったシューズは作れないものか。ゴアテックスなどを施した雨用ランシューズを観た気がするが、これと雪上のグリップ機能をもつスノーターサとの混合種は、この北陸で受けると思うがどうでしょう。そうなると春秋は蒸れてしまうか。自転車みたいにゴアのシューズカバーをつけるとか、、、。
中学生の頃、陸上部に所属していて冬場のトレーニングにこの森林公園によく来ていた。当然、重たいゴム長をパコパコいわせながら走ってなー。防水性は抜群だったけど足先が冷えて凍り付くようだった。ジャージも綿の透湿性が期待できない粗末なもの。ヤッケもすぐとけた雪で浸みてきた。今にしてみれば苦痛なだけの練習だったけど、よく続いたもんだ。
今でも後輩たちは雪の中走っているのだろうか。当時、今のような高機能シューズやアパレルがあればもっと楽しめたとは思うけど、それ以上に部に引き寄せる何かがあったのだと思う。気のいい友達やかわいがってくれた先輩が多かったのもある。つらくも楽しい日々。あの坊主頭の中学生の集団が今にもそこの林道から出てきそうな気がした。
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