擦り傷-実践編
怪我した現場で一応水で洗浄。帰宅後、今一度砂など付着していないか確認しながら、シャワーで洗浄。早速、このパッドを貼り付けました。パッドはキズを覆うギリギリの大きさ。傷口は一応カバーされるのでこのまま仕事に出かけました。
帰って、パッドの状態を確認すると。傷口から出てきた浸出液と血液がパッドから流出中。(写真:グロテスクなので見ないほうがいいと思います。^^;)パッドは寒天のようにコロイド状態になっています。マニュアルによると、この場合パッドを交換したほうが良いとあるので、また洗浄後交換しました。もっと、大きいものがあればカバーできるのですが、このサイズが最大。こんなことを3日繰り返して、パッドは在庫切れ。
湿潤を保つことが目的ならラップでもよいとのことなので、四角く切ったものをテープで固定。(写真:こっちは絶対見ないほうが良いです。汗)毎日、洗浄、ラップを交換して1週間ほどで浸出液も減少。もうパッドで間に合いそうなので切り替え、4日ほど交換せず放置。怪我から都合2週間たったところで、パッドを剥がしてみると、無事皮膚が再生していました。
パッドのコピーの「3倍早く治す」は話半分としても、かさぶた生成期間分は早く治ったかもしれません。今回感じた閉鎖療法の一番のメリットは、何といっても痛くないこと。消毒液をつけると痛いのはもちろん、乾燥させようとすると創面が引きつれ痛みが生じます。ラップは大きさによっては蒸れて気持ちが悪いこともありますが、ズボンをはいていてもそう違和感は感じませんでした。ガーゼやバンドエイドとは比べ物にならないくらい薄いのに、、、。また、傷あともきれいに仕上がることも特筆すべきでしょう。
ステージ別の手順としては、大きな傷の場合はまずラップ。そして、湿潤液が少なくなってきたらカサブタよろしく、例のパッドでできるだけ保存がよいのかもしれません。もっと大き目のパッドで初期から長く湿潤状態保存した場合はどうなんでしょう?血液との関係もでてくるかもしれません。
まあ、たいした怪我ではありませんでしたので、赤チンやツバをつけてほったらかしにしても良かったのですが、今度の怪我に備えてノウハウ身についたことは丸かも知れませんね。
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コメント
こんばんは。
擦過傷の部位にもよりますが、肘、膝の可動部はラップをあてにくいところですよね。自分の場合もひざの傷は密封するのが難しく、ちょっとなおりが遅かったです。
逆にふとももの側面や腕のまん中あたりはラップをグルグル巻きにできたので、治りが早かったように思います。
ラップのお世話にならないようにしたいですね。
投稿: yono | 2005.10.01 18:49
yonoさん、コメントありがとうございます。やはり、密封が肝のようですね。たしかに、膝はぺらぺらテープがめくれ浸出液だけでくっついていた様でした。
明日の富士、健闘祈っています!
投稿: matta | 2005.10.01 20:46
こんばんは。ついにmattaさんも「閉鎖療法」実践ですね。
確かに傷が大きいと、市販のパッドは使えないか、使えても費用がかさんでしまいます。
あと、私の経験では薄い擦過傷に「閉鎖療法」はかなり有効ですが、傷が深い場合はかなり跡が残ってしまう事もあるようです。
投稿: Go-T | 2005.10.02 21:37
Go-Tさん、コメントありがとうございます。Go-Tさんのブログでの「対照実験」で予習していて過大な期待はしていなかったのですが、閉鎖した部分にまったく痛みが無かったのは意外でした。周辺の小さいかすり傷のほうが、雑菌が入ったらしく赤くはれて、痛かったぐらいです。
大きな怪我の場合は、病院行ったほうが良さそうですね。でも、Go-Tさんのようにココは自前でなんていえるかな~?(笑)
投稿: matta | 2005.10.03 12:41