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2012.07.21

Brevet de ROUBAIX 2012

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金沢駅出発前と白馬ゴール後(左はコロちゃん、右で疲労感を隠せないのはmatta)

初物のイベントというか一応レースに参加してきた。その名も「ブルベ・ドゥ・ルーベ」。ブルベといえば、自転車で決められたルートを時間内に走るロングライドであるが、今回の「ブルベ」は自由に走ってその距離×人数で競う一応レースなのだ。ルールはいたってシンプルで、2012/7/21 15:00までに長野県大町のチェックポイントを通過すること、そして同17:00までに、白馬のスキー場にゴールすること、この2つ。この自由さがルーティングマニアの自転車友達コロちゃんに火をつけた。さまざまなルートを検討してもらったようだけど、結局上位狙いでこの300㎞超のコースを提案された時には、もう変態ライドのお株をすっかり奪われてしまったなあと寂しさもこみ上げてきた。(笑)

この距離は春や秋にこれに近い距離のロングを何度も重ねてきているので心配はなかったが、この暑い盛りでは熱中症が大きな課題となるだろう認識していた。この暑さとの闘いを予想して「北の地獄」の異名を持つ自転車レース「パリールーベ」の「ルーベ」の名を冠しのただろうか。しかし、結果は暑さではなく道路を冠水させてしまうような激しい雨や雨のもたらす寒さとの長い長い戦いになろうとは、出発前には夢にも思わなかった。

01:30 金沢:出発
日付が変わったころに起床して米粉パンを1個いただく。序盤は補給しながらのんびりスタートの計画だったし、ゴールのタイムリミットにはまだ16時間もある。6年前の能登ライドの300㎞は休みも入れた延べで13時間。3年前のGF富山の自走300㎞も14時間。2年前の白山一周はあれだけ登って12時間で300㎞近く走れた。今回はほとんど平地みたいなもんだし、多少暑さとの戦いはあるにしても今日の気温は低めの予報で口には出さないものの楽勝の脳内ムードが漂っていたが、やはり人生、現実は甘くはなかった。

金沢駅には1時チョイすぎに到着。打診してあって期待通りお見送りに来てくれたナイトライダーのちふさん登場。ロングライド秘密結社「オッターズ」主将のコロちゃんを待って、鼓門で記念撮影を一通りとってから金沢駅をスタート。私のナイトライドの命綱、OWLEYEの3Wが突然ぐらぐらしだしてあわてる。マウンターの固定ねじが緩んでいたのだ。ねじはプラスねじ。工具がなくてあわてたが、お見送りのちふさんが持っていてくれて助かった。次第にぽつぽつ雨が来て津幡付近では結構な雨となる。ちふさんはいいペースで引いてくれたが、後輪を巻き上げる水しぶきでうまくつくことができない。このジレンマは延々白馬まで続くことになった。

03:00 高岡:土砂降り沢渡り8号線
県境、倶利伽羅トンネルを抜けたところでちふさん離脱。ありがとう!小矢部から8号線に合流したあたりから雨が次第に激しくなる。大粒の雨が叩きつけるように体やヘルメットにあたるが、灼熱地獄よりはましでしょう。予報では雨は一時的なはずだから涼しくてありがたいと思っていた。しかし、日本海の幹線8号線も冠水しだして走りにくいことこの上ない。自転車に乗っていて、のぼりや風の抵抗で苦しめられることはあっても、水でブレーキがかかって抵抗になるのは初めてかも。どうせ通り雨だろうということで、雨をやり過ごすため一回目の休憩を高岡のコンビニでとることにした。

すでに濡れネズミ。コンビニの中は冷房が効いていて寒い。雨で調子が悪いのは機材もそうでOWLEYEの3wがつきっぱなしになる。まだまだ夜は長い。停滞中に電池切れは困る。一方でプラスチックのペラペラカバー1毎のCATEYEライトは制御可能。その後、キャノンデールのテールライトは1灯ダメになってしまった。チューブなど雨対策しなかった装備が雨でやられて、腹に響くような雷鳴もとどろきだして今から思えば撤退の文字も頭に浮かんでもいいはずだが不思議と前しか見ていなくて、やがて訪れるであろう暑さとの戦いにばかり気が行っていた。

しかし、向かい合う現実は大雨。私がレーサジャージだけなのを見ていたたまれなくなったのか、コロちゃんがコンビニの店員さんにゴミ袋をもらってくれた。しかも、はさみまで借りて即席の雨カッパを作ってくれたのだ。激しい雷雨のせいか、先ほどまで通じなかったネットもようやく復旧。雨雲レーダを確認するとしばらく高岡富山周辺に真っ赤な雨雲が停滞するようだ。これはこっちが動いた方がよさそうだと打ち合わせて上は大雨、下は大水の中だけど出発した。

06:00 朝日:束の間のスーパードライ
冠水していた高岡に比べれば富山はまだ走りやすい。しかし、立体交差がたくさんあってこれを避けたのでしばしば信号停車を余儀なくされた。交通量も少ないしそのまま上へ行ってもよかったかもしれないが慣れない暗闇でスピードを出すのはちょっと怖い。富山を抜けて滑川に入ると次第に明るくなってきた。10年以上前の20世紀に車で来た時には、市街地に入ったと記憶しているがいまはバイパスがずいぶん先まで続いていた。黒部、入善を通過してようやく朝の風情の次の予定休憩地点、朝日のコンビニに到着。ここは全くのドライで立山連峰の一部も見える。私は高岡でおにぎりを2個ほど食べたけど、まだまだ食わなきゃと3個は食べたと思う。しかし、コロちゃんは幕の内弁当に追加してカップヌードルまでもりもり食べていた。

さあ、雨も上がったしせっかく作ってもらった雨合羽だけど捨てるかなとつぶやくと、持っていた方がいいとコロちゃんが進言してくれて素直に従ったのがのちに幸いした。予定をずいぶん遅れてスタート。でも、まだ10時間はあると思いなおして富山新潟県境の難所、親不知子不知に突入。狭い断崖を走る国道で当初は非常に恐れていたが、この時間新潟へ向かう車は少ない。怖い大型車は時々やり過ごしてから前進したからあまり恐怖は感じなかった。また左側の海側を走ったので自転車で走るとスリルがあってよっぽど楽しかった。しかし、洞門の切れ目では雨が降りだして、マンホールのふたや橋げたの継ぎ目に気を使う。

08:30 直江津:中間地点名立
糸魚川市内ではもう雨は上がっていた。小さな町でもやり過ごすのに時間がかかる。直江津へ向かう一直線でようやくスピードに乗ってきた。先頭後退しながら35km/hほどで巡航。この日一番の快走。そして、暑さ対策にサーモスの断熱ボトルに入れて持ってきた氷水を頭からかぶったのはここが最初で最後だった。名立の道の駅?で本日3回目の休憩。ここには何も売ってなくてドリンクのみ購入。距離は160㎞でまだまだ元気。買ってあった羊羹だけ食べて出発。上越市内に入って8号線を離れて右折。いよいよ妙高へ向けてののぼりの序章と武者震いがしたところで結構な雨がまた降ってきた。

10:30 妙高:土砂降りだらだら坂
捨てなくてよかったお手製の雨合羽を着てまたいっそう強くなってきた雨の中、リスタート。向かう妙高方面は晴れ間も見える。暑い時期なら逃げ水のはずなのに、今日に限って晴れがどんどん遠ざかって行ってく逃げ晴れ。道幅の広い国道18号線上新バイパスに入ったところで完全に晴れ間は消えた。そして、ここから妙高高原までは延々と30㎞ののぼり。

のぼりは急なのぼりがつらいものだけど、上新バイパスは緩い代わりに一直線。坂の向こうがまっすぐ見通せるのがつらい。雨も休みなく降り続く。緩いところはコロちゃんが引いてくれて、きつくなると後方アシストしてくれた。いよいよきつくなってくると、ついに付切れ。今日の戦いの相手は暑さではなく雨だとようやく察して、200㎞近く後生大事に持ってきたサーモスボトルの中の氷水を捨てた。また、ここでコロちゃんに後れを取ってはならぬと本日1つめのMEITAN CCCを投入。これは結構効く。

13:00 長野:コロちゃんに引かれて大雨の善光寺参り
16:00 大町:時間切れ
17:00 白馬:さみしいゴール

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