飛翔体発射の空の下

午前11:00前にスタートした今年初めてのレース、パナソニックヒルクライムin伊吹山ドライブウェイ。序盤は抑えての方針も、関西随一のヒルクライムレースの雰囲気に飲まれて一気にレッドゾーンへ突入。普段の練習では心拍数を180まで追い込むことはなかなかできないのに、前半30分はその180を前後してレースを楽しめた。
始めは、心拍計立ち上がり時の誤動作と当てにはしていなかったが、5分、10分と立つのに体感ペースに応じて180を中心に上がり下がりする。こんなのは5年前のランのレースに出て以来久しぶり。感覚では苦しいがつらくはない足の周りも悪くない。が、しかし。同じ石川から参加のKONAさんとTiger-Uさんにかるくかわされたものの自社比の調子の良さに酔っていられたのは30分だけだった。標高を稼ぐにしたがって青みを増す空に気持ち良さを吸い取られるような気がしたちょうどその頃、北の空からの飛翔体発射の事実を知る由もなく。
早朝5:00。金沢某所で、RFX8兄弟のコマッちゃんのハイブリッドカーに乗せてもらって伊吹山へ出発。先日、中古で手に入れられたとのことだが、まだまだ新車の輝きだ。中も広くてラグジュアリーなクルマ。そして、工夫して積めば4人4台はいけるかも。高速値下げの恩恵にもあずかり金沢から関ヶ原まで1000円ポッキリで7:00すぎには会場駐車場に到着した。
先着した参加者の車は、すでに昨晩の雨でドロドロの駐車場にとめさせられている。クルマの列ができていて遠くのもっとひどい駐車場かと思いきや、工場の設備廃棄した後だろうか体裁は悪いけど一応舗装の駐車場に思いの外素早く誘導されて、さすが大企業主催のイベント!要領がいいなーと思ったのはこのときだけでした。^^;
受付にコマッちゃんといってみると、受付は準備万端なのに「8時からです」と担当の人は突っ立っている。コマッちゃんの出場カテに至っては9:30からだと。まだ2時間もあるじゃない。時間厳守なのはよいけれど、もうすでに受付前は2000人を越える参加者が長蛇の列を作っている。まだ肌寒い外で待たされて朝から少々いらついたが、この後も何度も待たされることになる。
同じ石川から参加のコロちゃんと一緒に受付をしてのんびり準備開始。といってもレース中ガス欠起こさないようにゆっくりむしゃむしゃ食べるだけだ。米粉の食パンを1斤。これは腹持ちが良くて食べ応えがあるので最近はお気に入り。食べながらチタン、クロモリ、フルオーダにこだわるパナソニックの豪華なカタログも十分堪能してエネルギー充電120%。あとはちびちびアクエリアスを持ってきた能登赤土で育った干し芋、そしてバナナと一緒に流し込んでスタート前には飲みきってしまった。忘れてきたのも有るけど結局ボトルは持たず。
BCAA漬けだった能登マラソンとは一転、今回は合成されたものは口にせず、ナチュラルな補給に徹した。結果は相変わらずだけど、がんがん心拍あげて追い込めたのはこのせいなのかな~。アップもコマッちゃんと周辺のバイパス1往復でがつんと息を上げただけ。9:50、ドライブウエイ入り口への移動の列に加わる。何度か渋滞しつつとろとろ歩道を走って現地到着。ちらほら咲きの桜の木の下はたくさんの参加者であふれていた。もうのんびりスタートを待つことにする。
スタートは一斉ではなく、小集団での時間差スタートだ。じわじわと前に周りのゼッケンナンバーを確認しながらスタートラインへ進んでいく。ずいぶん待たされたけど、時間通り11:00まえに「何番から何番の方前へ」と招集されカウントダウンも号砲もないまま「スタートです!」といきなり宣言されて1グループ20人ばかりがわらわらとスタートしていった。
公称距離17km、最大標高1260m、標高差1075m、平均勾配6.3%で、私が経験したヒルクライムレースでは、乗鞍に次ぐ2番目のボリューム。第1回大会の去年は冬場閉ざされているための改修工事に手こずって?かなり短縮されたらしいが、今年は山頂駐車場まで走らせてもらえる。急坂が少なくスピードに乗りやすいらしくて、トップクラスだと平均20km/h以上で登り切るそうだ。目標としているひとのブログに15km/hとあったので、これを目安に走りきることとするがしばらくいったところのヘアピンの急坂で思いっきりくじけそうになる。
先にも書いたとおり、心拍は180近辺で安定している。21,23T中心にしてくるくる回す走りを心がけるようにしたこともあるだろう。もちろん、フロントはコンパクト34Tだ。体感的に気持ちいいなーと思っていた3km過ぎ。後発スタートの手足の長いヨーロッパのローディのようなTiger-Uさんにかわされる。つられてしばらくとりついたが、マイペースマイペースと言い聞かせてすぐに追うのを止めた。その後、もっと後発のハズのKONAさんにはとりつく島もなくあっという間にかわされてすぐに視界から消え去ってしまった。きっとオーバーペースで落ちてくるはずとじっと目をこらしてその姿をレース中追い続けたが、結局ゴールまでお目にかかれずじまいであった。結果なんと入賞をされたとのこと。あのスピードには納得です。
そんなこととはつゆ知らず、今度はコロちゃんが迫ってきているかもと思いながらも、敵は自分だけだと気合いを入れなおして、前だけ見て回すことに徹する。伊吹山から見る美濃の山々は北陸と異なり、まったく雪をかぶっていない。まだ緑も芽吹いていないし殺風景だけど、標高を稼ぐにつれ空の青さが増してくるので、夏の乗鞍を登っているような錯覚にさえ覚えた。遠くに雪を頂く高山が見えるがあれは白山だろうか。心拍が次第に落ちてきて高回転の気持ちよさも30分ほどしか持たなかった。それでも170台中盤をキープして息をハアハア言わせながら気持ちが切れないように進む。
そんなときありがたいのはゼッケンが近いご同輩だ。なにくそ負けるもんかと抜きつ抜かれつを繰り返す。パナソニックのジャンバーを着たスタッフも応援してくれる。風は時々吹くが高い山の割にはたいしたことなくサイクリストの息遣いと妙に声に伸びがあるウグイスの鳴き声だけが響き渡っていた。そして、さらに心拍下がってきて170前半に落ちたころ「あと5kmないよ、がんばれ!」の声がかかった先にゴールであろうか一直線の道路の先にかすかにテントのようなものが見えた。
あれーおかしいなー。まだ距離は有るはずと、メータを見直す。結局公称値は嘘か取り方が違うのか15kmあまりだと思う。どんどん距離のカウントダウンが進んでラストスパートにかかった。若干の足つりもあったが回転を意識したせいで足はまだまだ残っている。カンカンと小気味よくシフトアップして心拍も180に戻った。前日にローマンの前田さんに無理を言って急遽修理してもらったシフターも絶好調。組んずほぐれつ闘ったご同輩たちをちぎってよだれを垂らしながらゴール!
上で、同じローマン金沢仲間のFさんと健闘をたたえ合って着替えて、チップ返却の長蛇の列につく。下山も長い順番待ち。展示してあったパナチタン?も見てみたかったけど順番待ちから抜け出すわけにも行かずただ遠目にながめるのみ。下山の体制作るのに意図的なのかどうなのかよく分からないけどよく順番についたレースでした。^^;でも、下山用の荷物を探してくれたスタッフは一生懸命だったし、応援の声をかけてくれたスタッフなどひとりひとりは真心のこもった対応だったと思う。帰りもコマッちゃんに運転してもらって楽ちんなレースだった。コマッちゃんには大いに感謝。心配した高速の渋滞には遭遇せず、移動はスムースでした。今後高速割引がどうなるか分らないけど、大いに利用して遠方のレースももっともっと楽しみたい。そう思えた一日でした。







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コメント
mattaさん、お疲れさまでした~っ!
けっきょく御挨拶も出来ずに失礼しました…。
天気もコースも景色も最高で楽しかったですね?
いつかお会いするのを楽しみにしています。
投稿: Choko | 2009.04.05 20:10
お疲れ様でした。
私は都内の短い上りでヒィ~コラしてました。
ヒルクライムレースなんてとてもとても。。。
でも青空の下、景色を楽しむ事を考えて走る分には楽しいのかな。
投稿: mayu | 2009.04.05 21:31
お疲れ様でした。快晴のもと楽しんで走られたようですね。昨年はがけ崩れのためコースが短縮されたのですが、今年は頂上までいけたのでしょうか。写真でみる空の青さが美しいですねえ。
投稿: john | 2009.04.05 22:31
mattaさん、おつかれさまでしたっ。
風には参りましたが、雨が降らなくて良かったですねぇ。レースは人が多いので、お会いするのが難しいものですが、伊吹山は皆さんにお会いできる貴重な大会の一つになりそうですね。
投稿: えーじ | 2009.04.05 23:36
つ、疲れた~。脚力アップは当然のこと、背筋力アップの必要性も再認識しました。最後の2キロは乗鞍(長野側)を彷彿とさせましたね。ま、天気が良くてなにより。お疲れ様でした。
投稿: C葉 | 2009.04.05 23:37
Chokoさん、mayuさん、johnさん、えーじさん、C葉さん、コメントありがとうございます。
◆Chokoさん
お疲れ様でした!私もお会いできるかと能登のおみやげもって上がったのですが、あの人数を前にしてあきらめました^^;。コースはすばらしい!個人的には乗鞍の次にいいコースだと感じました。タイムもchokoさんに全然届いていないようなので、来年リベンジします。
◆mayuさん
ヒルクライムは自分のペースで安全に楽しめるのが売りだと思います。今回は女性も多く参加してましたよ。おすすめです。是非!
◆johnさん
おかげさまでお天気にも恵まれ、すばらしい頂上までのコースを堪能しました。ほんとの頂上まで上がっている人もいましたね^^;。周りに遮る山並みがないので来たアルプスの2000m級の山岳を走っている錯覚さえ覚えました。今週からの河北潟スピード朝練もお願いします。
◆えーじさん
お疲れ様でした。すばらしいヒルクラ日和でした。えーじさんのバイクの特徴は分かっていたので探したんですけどねー。おみやげの米飴もあったのに残念でした。またお会いしたいものです。
◆C葉さん
お疲れ様でした。料金所でローマンジャージを探したんですけど分かりませんでした。でもみんな半袖レーパンでかっこよかったなー。さすが実業団。タイムからレベルの違いをあらためて感じます。
投稿: matta | 2009.04.06 12:36
開幕戦伊吹山ご苦労様でした。
受付のご配慮有難うございます。おかげでアップに時間を掛けることができ目標タイムが達成できました。
来年はmattaさんの記録を目標にガンバリます。
投稿: コロちゃん | 2009.04.07 06:23
◆コロちゃん
お疲れ様でした。冬場のアクシデントにもめげずに参戦されたことに感服しました。次々お仲間にかわされて、最後までトンデモジャージのコロちゃんの影におびえていましたよ~。^^伊吹山はすばらしいコースで、大会の勝手もわかりましたし来年も出たいと思いますのでまたご一緒お願いします。今度は内灘?で勝負です!
投稿: matta | 2009.04.07 12:34
konaさんはともかく、私はそんなに軽くはなかったです。次は勝山あたりでガシガシやりますか
投稿: tiger-u | 2009.04.07 21:48
◆tiger-uさん、伊吹山お疲れ様でした~。
私には軽く見えました。(笑)今後は目標にさせていもらいますので、よろしくお願いします!伊吹山は初めてなせいもあって大変楽しめました。一方勝山はもう飽きちゃって・・・。でもみんな出るなら考えましょうかね~。乗鞍スカイラインあたりどうかなあと思っています。
投稿: matta | 2009.04.08 12:02