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2008.05.16

街の空気入れ

先日、行きつけのサイクルショップで仲間と店先でおしゃべりしていると、「ママチャリ」を引っぱる年配のご婦人が遠慮がちに近づいてきた。スタッフが手が離せないので、どうしました?と声をかけたところ、空気圧が足らない様子。空気入れならお安いご用と、勝手に引き受けるがバルブは英式。店先に常備した空気入れはスポーツ車用の仏式だから、アダプタが必要だ。

使い勝手が分からないので、結局、スタッフが対応することになり、この「オバサマ」としばし会話することになった。ポンプが固すぎて自力でやるのはとても無理とのことで、スコスコ入るローディ定番のシリカのポンプをススメようかと思った。というのも、自転車はしっかりした国産のもので、少々品のあるオバサマだったからだ。しかし、英式対応は無いだろうし、ハンドルのストロークも大きくてこの小柄なオバサマには難しいだろう。もちろん、いい値段もするし。

何でも、この空気入れサービスの常連のようで、申し訳ないので、ついでに注油や点検もお願いしてなにがしかの金額を払っているとの由。スタッフの彼は人がよいので気持ちよく引き受けている。しかし、昨今の自転車ブームで最近は忙しくて、ほんとは手が回らないのが実情だ。

「街に自動空気入れ機があったら、いくらまで出せます?100円ぐらいですか?」とオバサマに思いつきで聞いたところ、もちろん願ってもないことのようだ。ママチャリといえども、空気圧をしっかりかければ走りはてきめんに向上する。段差などで打ち付けるリムうちパンクのリスクも減ることだし、良いことずくめだ。これはビジネスにならないか帰ってネットでチェックするとやはりあった

もうずいぶん前から事業化されていて、首都圏の実績が多くあるようだ。東京郊外の大きな駅の駐輪場やショッピングセンターに設置されている。基本、無料で盲導犬育成などチャリティーのコンセプトも取り入れた仕組みでもあるので、設置側のイメージアップにも貢献するだろう。

文句なく良いビジネスだと思うが、問題はやっぱりある。質の悪いチューブとタイヤの場合、パンクやバーストをきたすらしい。いくら免責事項とはいえ、知らずに使ってバーストではママチャリユーザは自転車にまた失望してしまうだろう。これが一番残念だ。

来月から改正された道路交通法が施行され、自転車の交通ルールが厳格化される。そもそも自由さがウリな自転車なのにがんじがらめなのは哀しいことだが、車両としての自転車により一定品質を求めることも法制化する必要があるのかも知れない。

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コメント

はじめまして、坂隊の蝉です。
ゴムでシールする一般的な口金なら、フレンチ用のまま英式のバルブ口を銜えられますので、アダプターを使うことなく普通に空気を入れることができます。
フロアータイプでも携帯タイプでも、フレンチのまま英式バルブを銜えて空気が入れられるインフレーターがほとんどです。
ゲージ付きなら、(バルブの構造上精度は不明ながら)空気圧の管理もできますよ。

あと、リンク先のポンプマンタイプのもので、50円や100円のコインを入れる自動販売機型のものなら随分昔からありますね。

投稿: 蝉 | 2008.05.16 23:13

◆蝉さん、コメントありがとうございます。英式専用の「洗濯バサミ」が頭に染みついていて使えないものとばかり思いこんでいました。今度、うちのママチャリにピスタで入れてみます。自動空気入れは、コチラでは見かけないので普及を期待したいものです。

投稿: matta | 2008.05.18 04:39

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