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2007.10.28

ブナオ五箇山紅葉ライド

ブナオ五箇山_07
2年ぶりのブナオ峠。相変わらずの荒れっぷりで、今回はハイカーにも遭遇しなかった。代わりにでっかいカモシカが眼前を地響きを立てて横切っていく。今回は乗車率も低かった。私のテクが落ちたのか。いやいや鋭角の砂利が目立っていて、タイヤにダメージを食らうことを恐れたのだ。少なくともそう思いたい。

今回しんどかったのは、一眼レフを持っていったことで「撮らねばならない」という強迫観念にさいなまれたこともある。無線機も重かったし。こんなことでは、荷物を持ってのツーリングなんてもう無理かもしれない。普段のロードレーサの軽快さを再認識した小さな旅でもあった。

事前のプランはこちら
おもなルート:-臼中ダム-刀利ダム-ブナオ峠-五箇山-袴腰峠-人喰谷-城端ダム-


当初、参加予定だったハチさんは雨で順延した今日、御用があってDNS。先日の飲み会でナンパに成功したと思われたハチロクさんも、おきなわに備えて調整にでかけられるとのことでキャンセル。結局、いつもの通り単独行になった。せっかくだからと一眼レフ、万が一に備えて144MHzの無線機、食糧、工具をバックパックに積めたらもう満杯で結構な重量だ。予定から30分遅れて、7:30に桜ヶ池を、まずは臼中ダムを目指してローマン・クロスでスタート。

小さな丘だと思った七曲集落までの上りで予想外に息が上がる。臼中ダムは以前、ONE/WD錬で連れてきてもらったことがある。このダム湖も周回できるなかなかテクニカルなコースだ。この東隣にある城端ダムも周回できるが両者ともほぼ平地のコースとなってしまうのが残念だ。それだけ、やつおロードの舞台、久婦須川ダムが異彩を放っているということか。臼中ダムの西隣にはこれから向かう刀利ダムがあって、この三つのダムを結んでいるのが林道城福線だ。

しかし、臼中ダムから刀利ダムまでは明日10/29から年内いっぱいの予定で工事が始まるとの立看が。工事個所が70か所にも及ぶ路面整備であることが、舗装にマーキングしてあった番号でうかがい知れる。これはこれでうれしいのであるが、この城福線のピークから刀利ダムまでの下り基調がいまだにダート。これはあと何年もかかりそうだ。ここが完成すれば3つのダムをロードレーサで数珠つなぎする面白いコースになるのに。などと妄想しながら走っていると、知らぬ間に足を使ってしまったらしい。

刀利ダムからのブナオ峠への上りは、今日のメインディッシュである。ダム湖周辺はそれほどでもなかったが、長瀞峡を過ぎて、標高が出てくると山々は見事に色づいていた。過去、紅葉の時期には2回来ているが、いずれもシーズンあとでブナ林は葉を落としてしまった後のことであった。このまま、ペダルをこぎながら紅葉狩りが楽しめればよいのであるが、ブナオ峠へのこの道は激しく荒れている。今回はとんがった砂利が多く見られたので、バーストを恐れて過去最大に押しが入ったと思う。また、一眼レフを持参したので、頻繁にカメラを出し入れした。1眼レフもずいぶん軽量になったが、担ぐのは重いし出し入れは不便。やはりカメラはフロントバックに入れてこのストレスは回避すべきだろう。

毎度見かけたハイカーにも今回は出会わなかった。モータバイクが1台私をパスしていったのと、写真にもあるように、自転車のものと思われる轍が一つ。(モータバイクは引き返したきた)ほとんどけもの道の様相を呈している部分も多い。カモシカも数m前に飛び出してきたし、ここ数年で一番何か出そうなコンディションではあった。といっても、そう恐怖感もなく出たら出た時だとのんきに押していたが、濡れた倒木を見誤って落車したし、水溜りのように見えた直径50cmぐらいの道路の陥没の真下が小矢部川の渓流だったのには肝を冷やした。11:30ごろにブナオ峠到着。いろいろ道草等あったとはいえ、4時間もかかってしまった。

じめじめどろどろの刀利側とは正反対で西赤尾側はカラカラコンディション。追い抜いていったオートバイが乾いた落ち葉をカサカサと音を立てて巻き上げていく。こちら側は登山者の車が頻繁に行きかっているので、注意が必要だ。一気に標高差600mを駆け降りて、ばったさんに教えてもらった通り、R156には入らずに庄川西岸を下流に向かうと、やがて袴腰山への取り付き口の菅沼合掌集落へ達した。ここで大休止。観光客向けのお店がたくさんあって、のんびりできそうだけど、こちらは落車して泥水かぶったり藪こぎをしてきたのでドロドロ。一般客に交じってひとり座敷に上がることは、いくら遠慮知らずの私にしても十分に憚られる風体である。

暑さも感じられるほどの秋晴れの空の下、ひとりさびしく合掌造りの軒先のベンチで五平もちをぱくついている私の前を、蕎麦屋のおばちゃんがいそいそとどんぶりをお盆に載せて別棟に運んでいく。すかさず、彼女にヨモギそばを注文して、ようやく温かいそばにありつくことができた。汗をかいた身にとって、しょうゆ味のお出しは命の汁であった。13:00リスタート袴腰峠へ向かう。標高差約600m。ずいぶん、自転車も体も重たく感じるがこの林道も峠からはダートなので車が少ないし気は楽だ。少々暑かったが約45分で峠へ到達、ダートのダウンヒルに突入。

空気圧高めのせいであろう、ぽんぽんはねて不快なこと極まりない。しかし、下手に減らしてリムうちパンクなどすれば眼もあてられないので我慢して下る。ここはMTBなら快適だろう。ようやく、旧国道の舗装路にでてあとは快適に下る。人喰谷の紅葉はまだまだだ。いったん、R304に出るが2kmほど下ると「城福線、刀利ダム」の案内が出ている。臼中ダムから刀利ダムまではダートなのに。

R304からしばらくの城福線はロードバイクにお勧め。道もきれいでアップダウンも良い刺激になるだろう。城端ダムから臼中ダムを目指すけど、上りに入ったところで地図を確認し等高線の数を数えてげっそりした。臼中ダムから桜ヶ池の上りも今の私には苦痛でしかないであろう。あっさりパスしてデポ地に向かう。距離も80kmに達していないし、ロングとは言えないがハードなライドでもうおなかいっぱい。もうしばらくダートはいいな。でも、道路の制約にとらわれないオフロードバイクも良いものだ。唯一乗れる今の時期にもう少し楽しさを見出したい。

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コメント

すばらしい景色ですね。で、やっぱり一眼レフはいいですね。実際に肉眼で見える以上の空気を一眼レフは切り出してくれると思います。一眼レフじゃないと見えない色見えない質感ってあると思いませんか?コンデジや携帯デジカメは見えているものの記録ですけど、一眼レフは望遠鏡や顕微鏡のような見えないものを見えるようにしてくれるなって最近ようやくわかりました。といっても、適当に子供を取るだけれですけど。
また、飲みましょう!

投稿: コナ | 2007.10.28 21:36

秋の澄んだ空気が伝わってくるような写真ですね.
乗れないところも多いダートというのは,楽しそうですね(笑)それも”カモシカが眼前を地響きを立てて横切っていく”なんて,一度体験したいものです.
そんなところに一眼レフを持ち込まれたとは,それは大変だったでしょう.普通の舗装路でも大変苦労しますよね.

投稿: yanz | 2007.10.29 11:56

mattaさ~ん、お疲れ様でした!
お一人にさせてしまい、すみませんでした。

それにしても何と素敵な風景なんでしょう。うらやましーっ!!
また誘って下さーい(^^)

投稿: ハチ | 2007.10.29 16:36

◆コナさん、そうそう景色もヨモギそばの質感もあぶり出しのようによみがえってくるのが不思議です。まさにその通りだと思います。まだかじっただけなので、フォーカス以外は全部オート。今後はレースの写真をバシバシとって腕を上げたいのですが、参加もしたいのが悩みですね。(^^;)肝トレ楽しかったですね~。またよろしくお願いします。
◆yanzさん、yanzさんのブログにも影響されて始めたんですよ。なかなか披露できるものを撮るのは難しいですが楽しいので続けられると思います。カモシカとは5mほど離れてお見合い。この瞬間を大切にしたかったのであえてカメラは引っぱり出しませんでした。今度はフロントバックを準備する予定です。
◆ハチさん、残念でした。人数がいればもっと楽しかったでしょうが、のんびり贅沢な時間を過ごしてきました。翌日は晴れたので晴れ男伝説は継続中ということにしときます。また行きましょうね。

投稿: matta | 2007.10.29 18:24

mattaさん おひさです。
なかなか面白そうなコースですね。ダートを走らないMTB乗りとしてはぜひ行って見たいぞと思いました。
でも、体力持たなくって途中で遭難してしまうかも・・・^_^;

投稿: Shizuoka | 2007.10.29 18:53

◆Shizuokaさんのブログも自転車度が上がってきましたね。折角のMTBですからたまにはその能力を発揮させてあげて下さい。金沢にも結構ダートが残っていますね。ブナオはもうガイドが必要な状況になってきています。マジで数年先には遭難者が出るかも知れません。といっても数年後には行きたくなるんでしょうねー。

投稿: matta | 2007.10.30 09:54

mattaさん、ブナオ峠行きご苦労様でした。
いやはや、驚きました。。。
道路崩落で、xなんだと思っていたのですが、何だかんだで通れるみたいですね。。。

しかし、舗装化されてから1/4世紀程経ているのですが、ここまで荒れているとは……絶句。
未舗装時代が懐かしいです。

投稿: ばった | 2007.10.31 21:24

mattaさん、こんちわ~!
すばらしいとこですねぇ…。感激しましたよ。
天気もいいし、よもぎ蕎麦も旨そ~!

そうですよね…満足したツーリングって距離とかはあんまり関係ないですよね?お疲れ様でした。

投稿: Choko | 2007.11.01 16:25

◆ばったさん、私が初めていった2001年からもずいぶん荒れ果ててしまった印象です。残った舗装面に転がる石がほとんど尖がったヤツばかりで走行性を著しく阻害。また、2005の秋に復旧したと思われた箇所もまた大土砂崩れで賽の河原土砂崩れ版の様相でして、ここの工事にまた相当コストが見込まれると素人ながら感じました。写真も撮りましたがあまりにひどいので紹介は控えました。そこから峠側は自ずから野に帰りつつあり、もう獣の臭いがプンプンしてましたよ。
◆Chokoさん、天気が良くて幸いしました。もし、降られたりしたら遭難したかも。実際、通いなれた道でも一歩踏み外すともう復帰できないことがあるそうですね。気をつけないといけません。今週末も天気良さそうですね。鈴鹿がんばってください!

投稿: matta | 2007.11.01 20:45

何度見てもヨモギそばが美味しそうで。これから夕食を作る身としてはヨダレが出そうだわ(笑)
それにしてもすごいところを走ったのですね。お疲れ様です!

投稿: mayu | 2007.11.05 20:25

◆mayuさん、でしょうー!私もこの写真が一番良く撮れたと思います。といってもカメラの中のコンピュータがやってくれたんですけどね。:-)mayuさんもだんだん距離を稼ぐ走りになってきましたね。東京のサイクリングロードは走ったことがありませんが、羽田まで行けちゃうんですね。東京という都市のスケールが地下鉄やモノレールでしか測れないので、ふだん自転車に乗っていても不思議です。

投稿: matta | 2007.11.05 22:10

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