« 古城グリーンロードレース2007 | トップページ | ツール・ド・のと2007 »

2007.08.15

あの夏の日

お盆も中日。帰省していた家族も帰って、今日は1日のんびり昼寝やら本読みしていた。もちろん、エアコンかけて。自転車始めた頃は、暑くても医王山や宝達山に汗をカキカキよく登っていた。今から思うと熱中症一歩手前の結構危険な行為だと思うが、意外と平気だった。いよいよ暑くなってくるとレーパンのまま小川に飛び込んだり、カキ氷をコンビニで一気食いしたりやりたい放題だった。いい大人がひとりで。(笑)

ずーっとさかのぼって、子供の頃の夏の日は一日中外を走り回っていた。友達ともよく遊んだし、プールにもいったけど今思い出されるのはやっぱりひとりで、土遊びや工作に興じていた思い出。土を掘っていくと水が沸き出てきて、意外に冷たくて気持ちよかった。かなづちや小刀などの冷たい感触も好きだった。

中学に入ると部活でぶっ倒れそうになるまで炎天下に練習させられた。よく語られることだが、当時の指導者はみな練習中は水飲むな教の権化と化していて、虐待に近い世界。練習後に飲む自宅から持参したスペシャルアイスコーヒだけが生きがいだった。わが陸上部だけのブームだったのか記憶は定かではないが、当時普及し出したタッパー(円筒形)に独自に調合した主にインスタントコーヒベースのドリンクだったと思う。朝作っても飲めるのは昼だから氷の融ける速度を加味しての調合が必要。牛乳の割合がどうだ、砂糖は何がイイだ云いながら、汗とかびの臭いが充満する汚い部室でみんなで旨い旨いと飲んでいた。

ギターを手に入れてからは、自主的に暑い自室にひとりこもって練習していた。外に音が漏れると近所迷惑になるので締めきってドロドロ汗まみれ。それでも時間を忘れて気がついたら一日が終わっていたり、朝だったこともしばしば。

高校生の頃はバンドにのぼせた。田舎にはスタジオなんてもちろん無くて、ドラムがある友達の納屋に集合。もちろんエアコンなんてありません。窓を締め切りできるだけ音が漏れないように目張りをして、バスドラには毛布を詰めた。指先だけの私も暑かったけど、ドラムの彼からは滝のように汗が流れて10分が限界だったと思う。後に初めてサウナに入ったとき、この納屋スタジオのことを真っ先に思い出した。

大学受験もようやく夏になって、お尻に火がついてこれまた暑い自室にこもって勉強した。何をどう勉強したのかほとんど覚えていないが、なかなか解けない数学の問題に向かっていて腕に流れる汗の感覚だけは実によく覚えている。

このように「火も亦た涼し」は何か打ち込めるものがあってのことなんでしょうね。社会人になってからほぼエアコンに恵まれた夏を過ごしているのでこんな経験は、自転車に乗るとき以外ほとんどなくなってしまった。冷や汗はときどきかくけれど。そして、最近の夏は朝錬が主なので大汗かいてというのも基本的には回避している自分に今になって気が付いた。熱中症は恐いけど、お盆も過ぎればこの殺人的な暑さも少しは衰えを見せるでしょう。「夏は冬に憧れて 冬は夏に帰りたい~」夏の終わりももうすぐ。また、あの頃のようにガンガン昼錬というか、乗ることを楽しむ夏の日があってもいいのかも知れない。

|

« 古城グリーンロードレース2007 | トップページ | ツール・ド・のと2007 »

自転車コラム」カテゴリの記事

コメント

mattaさん、こんばんは。涼しすぎる7月から一転、8月は滅茶苦茶暑いですね。外に出るのも億劫になってしまいます。

>「夏は冬に憧れて 冬は夏に帰りたい~」

オフコース2人時代の曲「夏の終り」でしょうか?北陸に住んでいる者としてはこの歌詞が凄く印象に残ってます。あと4人時代のシングル曲(ラストシングル曲)「夏の別れ」と言う曲も有りますね。

投稿: こういち | 2007.08.15 23:29

◆こういちさん、コメントありがとうございます。
ほんと、8月の声を聞いたとたんにこれですから。でも暑いのも良いものです。何ごともメリハリがあってこそのダイナミズムなのですから。オフコースいいですねー。当時は、ロック仲間から軟弱だ、女々しいとか云われていたので、私は隠れて聞いていました。(笑)その後、メジャーになってからは女の子受けを狙ってハードな曲を選んでコピーバンドやったりしましたが、やっぱりギター1本か2本でやるオフコースが好きです。
>「夏の別れ」
4人時代はほとんどフォローできていませんが、是非聞いてみたいものです。

投稿: matta | 2007.08.16 10:53

mattaさん、こんちわ!

暑いっすねェ…。

同じ年代もの同士ですからね。僕は矢沢永吉のCAROLに夢中でしたね。
暴走族ではなかったんですが…(笑)エレキ・ギターもアルバイトして買いましたよ。懐かしい、良き時代でした。

投稿: Choko | 2007.08.17 09:53

◆Chokoアニキ、やっぱり夏はロックだぜ!(笑)
おー、エーちゃんは私も大好き!学生の頃LIVEにいきました。前のほうだったので回りはヤンキー兄ちゃんばかり。ビビリまくってましたがすごく盛り上がってみんな兄弟って感じでした。CAROLも後追いでしたが大好きでしたよ。

投稿: matta | 2007.08.17 12:42

自分も学生時代は陸上部でした。
私の学校ではスペシャルフーズとしてレモンの砂糖漬を作って大会に臨んだ記憶があります。
レモンを輪切りにしてビンに入れ上から大量の砂糖をまぶして冷蔵庫に入れておくと2~3日で砂糖が溶けてくるのです。
そのレモンを食べても良し,レモン汁を水で割って飲んでも良し,記録更新間違いなしと皆で作ったものでした。

投稿: tyoku | 2007.08.18 12:29

◆tyokuさん、それは今も使えるスペシャルフーズですね。レモンとか梅干し、黒酢もそうですがやはりナチュラル素材が旨いですし、結局体にも良いのでしょうね。今度作ってみます。

投稿: matta | 2007.08.18 15:52

mattaさん、こんにちは。

mattaさんの青春時代。いろいろと打ち込むものがあったのですねぇ...いやいやっ、自転車に乗っている限り、まだまだ青春真っ只中ですよっ。
無理はいけませんが、夏は走って自分で「風」を起こして涼み、冬も走って自分で「熱」を起こして暖まる...良くできた乗り物デス(笑)。

投稿: えーじ | 2007.08.18 18:57

◆えーじさん、ツーリングお疲れ様でした。積極的に自転車で夏を楽しんでらっしゃる様子にうらやましいといいますか、自分の要領の悪さに少々がっかりなんです。しかし、何としても今年は旅=青春をするぞと意気込みだけはありまして、今はせっせと画策中です。ほんとよくできた乗り物です。もっと乗りた~い!

投稿: matta | 2007.08.18 22:14

お久しぶりです。 今夏は越谷市も40度超を記録しました。 ここまでくると日差しが痛い!と感じます。 そういえば、昔は部活中の水は絶対ご法度でしたね。 でも、水なしでも、ぶったおれる奴がいなかったのが不思議です。

投稿: tomi | 2007.08.22 09:29

mattaさん、はじめまして。
医王山、宝達山という文字にひかれて”あの夏の日”を読ませていただきました。mttaさんの懐かしい青春の夏の日の思い出ですね。
ホノルルに住んで20数年になりますが、何を隠そう能登の七尾が故郷です。宝達山に自転車で登る人がいるなんて知りませんでした。
ツール・ド・能登というのもあるんですね。あの素晴らしい海岸線を走るのはさぞ気持ちがいいでしょうね。
ホノルルにも毎年9月にホノルルセンチュリーライドというのがあります。今年は9月30日だそうです。
こちらは貿易風を受けながらハワイの美しい海岸線を走るというものです。今年は中野浩一さんも参加されるそうなので、応援に行こうかなと思っています。(笑)
私は脚を手術したので残念ながら自転車には乗れません。
でも、風を感じて自転車に乗っていた遠い昔を思い出しました。


投稿: 桜子 | 2007.08.22 12:15

◆tomiさん、こちらこそご無沙汰してます。40℃ですか!想像もつきませんが、数字だけでも命の危険さえ感じます。こちらでは、想定以上の大雨で下水施設が壊れるなどこれまたヘンなことが起きています。夏の部活では私は2度ほど倒れそうになりました。一瞬空が真っ白になって、、、。過ぎてしまえばよい思い出です。(笑)

◆桜子さん、コメントありがとうございます!ホノルル、良いところにお住まいですね。一度だけ遊びに行きましたが、あいにく自転車生活前でしたので一般的な楽しみ方だけ。今ならきっと自転車持ち込んで一日中乗っていることでしょう。桜子さんは七尾ご出身なんですね。こちらには西湾や城山、石動山など素晴らしい自転車のコースもあってよくお邪魔していますよ。また、七尾の皆さんには仕事でもしょっちゅうお世話になっています。能登は心根の優しい人ばかりです。

投稿: matta | 2007.08.22 20:44

mattaさん、ご無沙汰です。
夏は、暑い暑いいってたらけ気味なんですが、暑いなりの楽しみ方があるんだよなーと思いました。
昔(?)は、熱中症なんてあんまり聞かなかったんですが、やっぱり地球は暑くなっているんで、話題になるのはいたしかたないんですかね。

投稿: わたり | 2007.08.25 12:18

◆わたりさん、GFピナレロや各種グルメライド?で夏を満喫されているようで何よりです。しかし、ヨーロッパもこの夏は異常な暑さと聞きましたし、こちらの雪と同様に夏もシーズンオフになってしまうのかと危惧しています。クルマ、エアコン、、、一度便利さを知ってしまった私たちですが、落ちるとこまで落ちないと分からないんでしょうかね。そうおバカさんばかりではないと思うのですがね。

投稿: matta | 2007.08.25 20:54

せっかくの土曜日、間違い電話で起こされ早起きしてしまいました。(笑)本当に便利さを知ってしまった私たちはどうしようもないですね。地球は暑くなっています。それを知っているのにアメリカも中国もどうして排出ガスの規制に協力しないのでしょうか。悲しくなります.北京で雨が降ると白いシャツが茶色く汚れると聞きました.来年の北京オリンピックまでには空気汚染はなくなるといっているようですが.選手は心配ですよね。排気ガスをださない自転車、大好きです。


投稿: 桜子 | 2007.08.26 01:46

◆桜子さん、ごもっともです。おそらく、総論ではどこの国だって温暖化STOP!なんでしょうが、経済という巨大戦艦が走り出している以上、そう簡単に方向転換やブレーキはかけられないところに来ているのでしょう。しかし、両国とも秘めた力は底知れぬものがあると思います。おしりに火がついて火事場の馬鹿力ならずとも、きっと舵を切りなおしてくれると信じてはいるのですが、、、。

投稿: matta | 2007.08.26 22:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23347/16125229

この記事へのトラックバック一覧です: あの夏の日:

« 古城グリーンロードレース2007 | トップページ | ツール・ド・のと2007 »