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2007.06.10

林道・医王線

林道医王線
今日は、久しぶりに医王山の富山側の緑豊かな林道・医王線を堪能した。林道といってももちろん舗装路。そんな激しい坂も無いのでロードバイクでのインターバルトレーニングに向いていると思う。しかし今回、あまりトレーニングに集中できなかった。なぜなら、沿道には愉快な「山のお友だち」が遊びに出てきてくれるからだ。

殿様道医王線桜のアーチ医王線工事中

この林道のアプローチには、県道42が国道304に合流する直前がわかりやすくてよいと思う。大きな「基幹林道・医王線」標柱が立っている。ここから延々、刀利ダム上部の県道10まで続く20数kmの林道だ。一昨年、砺波平野一周ライドをして以来のご無沙汰である。このときはキャラメルパターンのタイヤを装備したシクロクロスバイクだったので、結構辛かった。自転車に乗り始めた7年前にも来たことがあって、このときは一部ダートもあったと記憶しているが、今は前述の通りオール舗装面。

今日は以前に比べれば乗れているし、ロードバイクだから軽快だ。ふだん練習やレースでがっかりすることが多いけど、以前苦しい走りをしていた道を軽快に飛ばせると楽しいもんであるし、少々勘違いもしてしまう。まあ、バイクもずいぶん進化したしな~。

医王線は桜が積極的に植えられていて、ところどころそれが道を覆い尽くすように茂っている。もうヘルメットにかすりそうなところも有って、走る分には楽しいものだ。しかし、この桜の葉を子育てに使おうとする憎き外来種、アメリカシロヒトリであろうか、白い小さな蝶のような虫が大量にヒラヒラと舞っている。

側溝を走っていく小動物発見!そのうち路面に上がってきて遠目にもそれとわかるつぶらな瞳は、ホンドリスだ。こちらを一瞥した後、機敏な動作であっという間に見えなくなってしまった。次に現れたのはホンドギツネ。しかも2匹、兄弟であろうか子キツネでまだふわふわな毛が頭や体を覆っている。一匹はすぐに身を茂みに隠してしまったが、残ったのはこちらを興味深そうに見つめている。20秒ぐらいだろうか、「へんなおじさん」と言ったか言わずかテケテケ道路を横切って姿を消してしまった。

しばらく行くとダウンヒル中に、また出た。今度は図体がでかいニホンカモシカだ。大きなお尻とちょっと小さ目のお尻の子連れで、私の気配を感じて地響きを立てて下っていく。「シューシュー」と威嚇するような、警戒するようなカモシカの鳴き声を初めて聞いた。あっちは子連れで殺気立っているのであろう、私はスピードを緩めて追走を止めた。しかし、30m先のコーナを曲がると母親のカモシカがデーンと道に立ちはだかっていた。

これにはキモを冷やした。こんなのに体当たりされたら大変だ。一瞬たじろいだが、また彼女はきびすを返して「シュー!シュー!」と鼻息のような鳴き声を立てながらやぶの中に姿を消した。だんだん、でかくなってきたぞ。今度は熊かと不安もよぎるが、もう昼に近いしそれはないでしょうとたかをくくっても、心なしか多少の恐怖感から心拍数は正直で高め。

結局、夕霧峠への分岐点、IOXアローザのゲレンデを過ぎたあたりで工事中にぶつかって下山を余儀なくされる。自転車に乗るようになって動物との遭遇は楽しみのひとつとなっているが、カモシカとの接近遭遇は4度目ぐらいか?しかし、今日のように威嚇されたのは初めて。医王山周辺はクマの出没が多発している。北海道のヒグマの様にとって食われてしまう心配は無いが、やはりご対面は避けたいものだ。

本来ならここは彼ら動物達のフィールド。それを人間が勝手に林道を作ってクルマや自転車で走らせてもらっているのだから、やはり熊鈴つけて入山が「礼儀」であろうか?しかし、愛嬌のある小動物との接近遭遇は楽しい。誠に勝手な言い分ではあるけど。

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コメント

mattaさん、こんにちわ!
すごいところを走ってるんですね(笑)

しかし、確かにおっしゃる通り、もともとは彼らの住まいですからね?
人間が勝手に山を切り開いて、道路を作ってしまったのですから…。

私も大台ケ原で熊の背中を見て、ギョ!としましたが、やけにそのことが記憶に残っています。(笑)

投稿: Choko | 2007.06.11 12:24

◆Chokoさん、まいどありがとうございます。すごいでしょ~。あと常連としては、タヌキやイタチ、サルなども良く姿を見せてくれます。林道が叩かれるたびに、複雑な思いをしていますが、出来たものは仕方が無いので楽しませてもらいましょう。クマ見たんですか!私はまだ遭遇したことはありませんが、その恐怖体験は何度か仲間から聞いています。大台ヶ原は行きたいな~。

投稿: matta | 2007.06.11 17:15

こんにちは、ACCENTIです。

「山のお友だち」、最後は熊でなくて良かったですね(笑)。私はいつも熊避けの鈴をつけて走ってます。

週末に走っている山で時々タヌキや小さな動物たちに遭遇するのですが、先日は大きなアオダイショウを枝と見間違えて踏みそうになり、かなり焦りました(汗)。

気合を入れて上っている時に突然出てこられると気持ちが途切れてしまいますが、なんだかほのぼのした気持ちになって実家に帰りたくなります。どうやら私は生まれ育った森や山、自然からは離れて暮らせないようです(笑)。

投稿: ACCENTI | 2007.06.11 18:09

mattaさん、こんにちは~。

自然が一杯、羨ましいですネェ~。私は関東を走っていて動物に遭遇したという経験は、タヌキぐらいでしょうか。山でシカの鳴き声を聞いたことはあるのですが...。

あ、そういえば野生では無いですが、ニュースでも一時期話題になった荒川のウサギ騒動。あれには初めて遭遇した時はビックリしました。夜中走っていて、あちこちで白い「物体」がウロチョロ。新種の生物かと思いましたネ~(^^;

投稿: えーじ | 2007.06.11 21:40

ACCENTIさん、えーじさん、コメントありがとうございます。
◆ACCENTIさん
>アオダイショウを枝と見間違えて
あれはほんとにわかりませんよね。大概、ペダル真下で確認してギャーです。私も野山を駆け回って育ちましたので、いい大人になっても山走りが楽しくて仕方ありません。でも、きっと人間誰しもこれを快感とする本能は有るように思えます。
◆えーじさん
>荒川のウサギ騒動
今初めて知りました。ホームレスの人?が増やしたのでしょうか。しかし、夜は動物がケモノとして本性をあらわす、まさにその時で、いつもおっとりした飼い猫も近寄りがたい時がありますね。

投稿: matta | 2007.06.11 21:56

キツネやニホンカモシカが出迎えてくれる林道、良いですね。
どちらも、良い自然環境が連続して残っていないと生息出来ない動物なので、自転車で走っていて会うことが出来るのは、うらやましいです。

投稿: Go-T | 2007.06.12 17:27

自転車で森に入ると車やバイクと違って音もなく近づくせいか動物との出会いが多いですね。こんな山里にカモシカやリスがいるなんてと自転車に乗って初めて知りました。しかし,最近はクマが怖いのでハンドルにつけた鈴を手で揺らして鳴らしながら走ってます。
よく誉め言葉で足の細い女性の方を「カモシカの足のようだ」と言いますが,本当のカモシカの足って逞しいですよね。とくにフトモモが。

投稿: Tyoku | 2007.06.12 17:30

Go-Tさん、Tyokuさん、コメントありがとうございます。
◆Go-Tさん、今ではこの豊かな自然に「慣れて」しまっている自分に気がつくことがあります。これは決して悪い意味ではなく、自宅から地続きでしかも人力の自転車でアプローチできるからこそ、結果的に極自然な形で日常的に慣れ親しんだといえるでしょう。もう都会暮らしは一生無理かも。
◆Tyokuさん、そうなんですよ。エンジン付きじゃない自転車の本領発揮、まさにこの点にあると思います。今回のカモシカママは子育てで消耗しているらしくちょっと細身だったかも。でも、秋には丸々太るのでその形容詞の使い方には気をつけなければいけません。:-)ただ、鍛錬されたフトモモを持つ憧れのサイクリストはこの形容詞がピッタリかもしれません。

投稿: matta | 2007.06.12 21:01

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お盆休み明けの今日はボチボチ仕事をこなした。昨日の疲れがちょっと自分のアクティブさを奪っていたこともある...社会人的にはちょっとアレか?(^^; 昨日の桜ヶ池ツーリング。帰りは道を間違えて林道医王線を通って帰ってきたわけだが、道を間違えたのは失敗だったとしても、それを帳消しにするくらいの収穫があった。自転車に乗ることを楽しむ身としては、新しい道を知るのは楽しいものだ。しかもこの林道医王線、適度な上り下りが連続して現れるので走ってて面白い。景色の良さは犀鶴線に譲るかな、という気はするが、上りっ... [続きを読む]

受信: 2007.08.17 23:16

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