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2006.07.28

自転車宰相

ついにきた。日本の首相に自転車乗りがなる日が来るかもしれないのだ。そう、日本でもっとも「エライ」自転車乗り、谷垣禎一財務相が先陣を切って7/27に自民党総裁選に出馬表明した。

一般的には安部晋三官房長官、麻生太郎外相などに比して今ひとつ存在感が薄い谷垣氏だが、我々サイクリストからすれば、希望の星。首相になればサイクリストの地位向上に寄与すること間違いないだろう。もっとも我々サイクリストはもともと謙虚だから、その日が来ても肩で風切って自転車で走り回ることは無いであろうが、いつも道の端っこを遠慮がちに走るのが路側帯の幅1本分ぐらいは、車道を堂々と走ることができるかもしれない。(笑)

政権公約として、消費税率を10%にすることを明言しているのが潔い。これまでこれを口にした内閣が選挙で総崩れしてしてきた歴史に挑戦状をたたきつけているかのように。また、地元基盤の遺族会には諸刃の剣と危惧される靖国参拝を控えるとの発言も現在不調のアジア外交を考慮してのこと。男らしいぞ。

これも、各種世論調査で安部さんや麻生さんに水をあけられている現状からの「アタック」と取れないこともない。かつて、森内閣に退陣を迫って挫折した「加藤の乱」で大泣きした「ひ弱」さを払拭したかったのかもしれない。でも、私はそんな谷垣さんが大好きになった。

それは一昨年のツール・ド・北海道の市民レースでのこと。まだそんなに知名度が無かった谷垣さんはその開会式で控えめに紹介された。自転車が大好きでたまらないという満面の笑みであった。市民レーサと同じ距離をSPに警護され完走。そそくさと姿を消してしまうかと思われたが、汗がついたデローザのジャージを着たまま、そのあと150km走ってゴールした選手達を待って出迎えた。そして、市民レースの表彰式では、ビンディングシューズのまま各クラスの入賞者に賞状を渡していた。ここでも、満面の笑みであった。

その態度に、オレもみんなと同じ自転車乗りなんだ。仲間なんだという声を聞いた気がする。正直、今回の「アタック」は成功しないと思う。でも、この勇敢なアタックを日本の自転車乗りは決して忘れないと思う。

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