« 越前海岸伝書鳩ライド(Planning) | トップページ | ツーリングマップル »

2006.05.03

越前海岸伝書鳩ライド

060503station私にとっては一昨年のツールド北海道以来の輪行。お隣福井県の敦賀からあたかも伝書鳩のように、自転車友だちchifさんと私の2名で出発。そして、線路への落下物、コースミス、執拗な冷たい向かい風、、、、。また思い出深いロングライドとなった。chifさん、お付き合い頂きありがとうございました。

主なルート:敦賀-(R476,k207)-杉津-(河野海岸道路,R305)-芦原温泉-大聖寺-(k19,20)-小松-根上-松任-犀川河口 (序盤は若干の山地。あとは金沢までほぼ平地の約160km。) 実施計画はコチラ

最寄駅から始発電車で金沢駅へ。ここで本日のパートナーchifさんと合流。雷鳥4号で本日出発地点の敦賀へ向かった。ニューバイクなので輪行で傷がつくことを恐れて少々念入りに梱包して無料駐車場がある最寄駅まで車で持ち込んだ。梱包しているうちに、いろいろポイントを思い出してきたので備忘のため書き記す。(1)チェーンが暴れないようにある程度の張力を保つため、アウターに入れてからリアのホイールをはずす。(2)フレームとホイールの結束ポイントはサドル、チェーンリング、エンド。3点バランスよく締めて自立する程度にしておけば良し。(3)干渉の恐れがある個所にはウェスなどで適宜養生する。でも、あまり神経質になることも無いであろう。ひっくり返したり、落車したりで否応無く時とともに傷は増えていく。乗ってナンボの自転車なのだから。

また、楽しく輪行するには折りたたみ時のコンパクトさも重要な輪行袋のポイント。以前書いたけど、ボトルゲージなどにぴたっと収まることがロードレーサーでスマートに輪行する必要条件だと思う。あと、今回はバックパックなどを一切持たずに、工具等必要なものはジャージの後ろのポケットに収まるように工夫した。今日は、雨の心配が無かったし、福井の周三さんからいただいたコンビ二情報のおかげで補給を最小限に押さえることができたこともある。電車内で輪行袋を安心して収めておけるスペースの確保も重要。今回はJRの特急なので、回転座席の進行方向最終座席の裏。ここに首尾よく袋を滑り込ませることができれば、あとは目的地までのんびり過ごすことができる。

福井から関西へ向かう人が通路に増えていく。北陸トンネル中間を過ぎたあたりでわれわれは降りる準備をはじめた。定刻どおり敦賀到着。ところがデッキから降り立つときにトラブル発生。chifさんが胸元に挿していたサングラスが、車両とホームの隙間に落ちていってしまったのだ。一旦、この電車を見送ったあと、ホームから下を覗き込むが見当たらない。後続の特急が近づくアナウンスが流れる。結局、他の列車の車掌さんが身軽に線路に下りてサングラスを拾ってくれた。

自転車を組み立てて、8:15ごろ敦賀駅を、chifさんはアルミ・カーボンハイブリッドのローマンオリジナルバイク、私はRFX8で出発した。R8は交通量が膨大なのでパスして、北陸トンネルができる前の旧北陸線跡をたどって越前海岸へ抜けるつもり。そこヘアプローチするR476で北上した。この国道と北陸道が何度かクロスオーバする地点があって、大体地図上で旧北陸線へ離合する地点を押さえてつもりであったが、一本手前の田尻で急坂の県道209へ入ってしまった。よく考えれば、むかし蒸気機関車が走っていたはずだし、こんなところへ入るはずは無い。右へ大きくR476が曲がりこむココを直進、敦賀湾へ抜け杉津(すいづ)へ向かう。

060503hoku2なだらかな坂をあがっていくと、あったあった信号のついたトンネルが。ちょうど汽車一台が入れそうな幅と高さで車が離合するのは難しい幅だ。5分の待ち時間とある。その間に写真などとっていざトンネル内部へ。暗い蛍光灯がぼんやり内部を照らしている。ところどころ水溜りや水も滴る個所もある。コンクリートではない小さなレンガかブロックのようなものを手積みしたようなクラシックな作りだ。古いトンネルには独特のやわらかい空気が漂っている。車をやり過ごしてのんびり走ってもよかったな。

060503pay2あと2つほど古いトンネルを抜けると、敦賀湾越しに敦賀半島が迫って見えた。廃線跡とはお別れし海岸へ向かってヘアピンカーブを急降下。息が詰まりそうなR8を横断してのんびりとした杉津集落をぬけ、本日の目玉河野海岸道路から越前海岸へ突入した。この有料道路は短い割には普通車は890円といい値段なためか、この連休にもかかわらず交通量は少なく、ほぼ貸切だ。写真は料金所でのchifさん、通行料は90円也。

ここから、三国までの約70km延々海岸線を走ることになる。能登と比べるとアップダウンが少ないので大変走りやすく、スピードを一定に保つことができた。また、沿岸の漁村を通過する際には微妙に道幅が狭くなっているので、車もそうスピードを上げることができないためか、連休の割には交通量が少ないと感じた。しかし、chifさんの話によると夏の海水浴のシーズンには多くの路上駐車で道路が渋滞、自転車ではたのしくないであろうとの由。

漁村には多くの海産物が並べられていて、いいニオイを走りながらにして楽しむことができる。もう越前カニは終わっているが、イカ、カレイなどの立派なものが軒先にぶら下がっている。元気なおばちゃんが大きな声を上げて笑っている。この国道の裏っ側には旧道であろうか細い路地もあって小さな子供たちも遊んでいる。軒をくっ付けあうような町並みは、これも日本の原風景なんだと感じた。

名勝、奇勝の類もなかなか見ごたえがある。呼鳥門は遠目にしか望めなかったが、以前はあの下を国道が通っていたとのこと。弁慶の洗濯板や柱状岩の侵食による奇岩は能登以上に規模も大きく見ごたえがある。また来たくなるすばらしいルートだ。

まだ、海岸線を楽しむことができる元気な間は良かったが、三国で昼食を終えると終始北から吹き付ける向かい風に、次第にブルーになって口数も少なくなってきた。これが、一直線に帰ってくる伝書鳩ライドの弱点といえば弱点。状況がまったく逆になることもあるだろうけど。chifさんの口からは疲れからか次第にネガティブワードも出てくるようにはなったが、きれいなからくり人形のようなぺダリングはそのまま。

060503rabit2また、三国から大聖寺までのR305は東尋坊や三国競艇などが近いせいか交通量も増えてきた。この辺はバイパスルートの研究の余地がある。途中、うるし塗りを売りにしているドライブインで休憩。いきなり、かわいいウサギがお出迎え。小鼻をぴくぴくさせてなんとも愛くるしい。chifさんのバイクに飛びついてくるのもいる。chifさんはココの袴姿の女性が気に入ったらしいけどね。加賀に幸せを運ぶ月ウサギの昔話があるそうで、「月(ツキ・運)を呼ぶウサギ」としてこれにちなんでいるとか。

梯川を渡り、根上市街地にアプローチするルートには戸惑った。松井博物館もスゴイことになっている。このあたりからは、普段から仕事やトレーニングでなれているのでそう感慨も無く、やむこと無く吹き付ける向かい風に耐え忍びながら踏み続ける。金沢市街地に近づくにつれ交通量も多くなってきた。犀川河口のサイクリングロードで遡上するchifさんとお別れ。お疲れ様でした。

日はまだ高いがもう5時だ。走行時間は7時間近く。気温も10℃台前半の冷たい北風に苦しめられたロングライドであったが、暑さに苦しめられる季節も近い。ロングライドもしばらくお預け。朝錬を中心にしたレースシーズンに身を入れることにしよう。170km、6時間43分。

|

« 越前海岸伝書鳩ライド(Planning) | トップページ | ツーリングマップル »

ロングライドレポート」カテゴリの記事

コメント

mattaさんお疲れ様でした(^-^
正直言いまして実質初めての輪行ライドだっただけに色々手間取りましたがいい経験になりました。
向かい風が強い中の160kmは辛く、殆ど引いてもらい甘えっぱなしになりましてすみませんでした(^-^;
本格的に暑くなる前にもう一回くらいどっか行きましょうよ。新たな計画楽しみにしてます。
もっと体を作って今度こそは甘えっぱなしにならないように努力します。

それにしてもトンネル前の写真、写らないように逃げたんですがしっかり入っちゃってますね(^-^;

投稿: chif | 2006.05.04 00:01

chifさん、こちらこそありがとうございました。きつかったね~。でも一人だったら、大聖寺あたりで輪行して帰ったかもしれませんよ。

> 本格的に暑くなる前にもう一回くらいどっか行きましょうよ。
おっ、いきますか!次は南下する富山湾伝書鳩ライドの予定ですが、これはまたフェーンの熱風吹きすさぶ向かい風になりそうな悪寒。(^^;)

投稿: matta | 2006.05.04 17:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23347/9882968

この記事へのトラックバック一覧です: 越前海岸伝書鳩ライド:

« 越前海岸伝書鳩ライド(Planning) | トップページ | ツーリングマップル »