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2006.04.22

かぜの治し方

週はじめに油断して、久しぶりにかぜを引いてしまった。ずいぶん良くはなったが、自転車に乗る前は流感にもよくかかって、シーズン中、オフ(つまり夏場)を問わず年に1度か2度は寝込むようなかぜを引いていた。でも、自転車に乗るようになってほんとにかぜを引くことはなくなった。そうそのハズだった。

「かぜは万病の元」という言い古された格言があるが、これがきっかけで元気だった年寄りも死んでしまったりすることもあるから、やはりお医者へかかるのが結局、安全だし早く直るし経済的であろう。しかし、ここ数年私は自転車に乗っていてそれなりに鍛えていて、例の入浴法も時々しているのでヘンな過信もあって、忙しさにかまけて今回はほって置いたら次第に悪化、昨日はほとんど寝込んでしまった。

きっかけは、冬場なら入浴後は即寝床に滑り込むはずが、暖かくなったこともあって小一時間ほどPCに向かっていて湯冷めしてしまったことである。翌日は、たまたま遊びにきていた伯父と早朝ウォーキングしたことも悪化につながったと思う。普段はLSDレベルとはいえ、汗をびっしょりかくぐらいにはジョギングをする。今回は元気とはいえ、70代中盤の高齢者の枠に入ってしまった伯父相手にジョギングを強要するわけにも行かない。

しかし、伯父は今日日の高齢者のごたぶんに漏れず健勝であった。20分もすればばてるだろうと高をくくっていたら、結局1時間近くスタスタと早足で元気に歩き通してしまった。こちらはいつもの薄着のジョギングスタイルだった。その後しだいに、喉痛、悪寒、発熱、、、。こうなったら得意のHSP誘導作戦も時すでに遅し、具合も悪いまま仕事をなんとかこなしていたが、パフォーマンスはずいぶん落ちていたと思う。寝込んでいて、学生だった頃同じようにかぜで寝込んでいた私の下宿にやってきて、その治し方を教えてくれたT君のことを思い出していた。

T君は私と同じ年齢でなんとなく馬が合った。同級生なら同じ年齢だろうと突っ込まれる向きもあろうが、彼は金沢の大学を、私は東京の大学をそれぞれ訳あって中退。心機一転、北海道の大学に同時に再入学したのだった。そんな境遇が似通ったこともあって、同じ中学生向けの学習塾でアルバイトしたり、つかずはなれず付き合っていたように思う。また、彼は時々私の下宿に夜中にもかかわらず押しかけてきて、酒を飲んだりしながらあーでもないこーでもないと語り合ったり、良くけんかもした。

北海道の冬は厳しい。ひ弱な私はすぐ風邪を引いた。一方、T君は北海道の有名進学校にいながらラグビーで花園を目指していただけあって、りっぱな体躯をしていた。そんな彼が太い腕の一方にポカリスエット、もう一方の腕にはみかんやりんごなどが入った袋を携えて、かぜで寝込んでいた私の下宿へやってきて、金沢の橋場町の飲み屋だか喫茶店のオネーちゃんに入れ込んで身に付けたという、ヘンなイントネーションの金沢弁で「水分とって果物をとって、温かくして寝トレンゾ」と言い残して去っていったのだった。

程なく回復して、後日改めてT君に聞いてみたところ。前述のとおりにして寝てればいいのであるが、着替えをいとわず、がんがん汗をかくことがポイントだと教えられた。それから、今日に至るまでインフルエンザ以外のかぜを引いたときには、お医者にもかからずこの方法で乗り切ってきた。ところが、自転車に乗るようになって風邪を引かなくなって、このT君の教えが念頭からすっかり消えうせていたのだ。

ネットゴコロがついて初めて、今回かぜに関することをググって見ると、日本呼吸器学会が「かぜは薬で治すものではありません」という“新常識”を普及しようと、1年程前に前にかぜの診療指針を発表したとのこと。それを引用すると

かぜの養生
〈1〉水分をとる 発熱すると水分が失われるため補う。鼻水やたんが水っぽくなり、鼻詰まりやせきが軽くなる。
〈2〉ビタミンを多く含む食事をとる かぜウイルスと戦う感染防御(免疫)反応に必要。発熱時は特に。野菜や果物を。
〈3〉休養をとる エネルギーを感染防御に優先使用するため、睡眠を十分にとる。
〈4〉乾燥をさける(湿度60%弱に) 乾燥すると中耳炎や肺炎につながる2次感染が起こりやすくなる。
〈5〉細菌の侵入の防止 手洗い、うがい、マスクの活用。人ごみを避ける。

T君が当時教えてくれたとおりであった。

もちろん、インフルエンザなどウイルス性のかぜは別問題で特効薬もある。生兵法が基で大けがになりかねない。普通のかぜで(何をして普通とするかあいまいですが)、かかったかな?と思ったら例の入浴法も総合すると、北海道弁とヘンな金沢弁が混じったT君風に言えば

「熱いお湯でガッツシ温まって、果物とって、水分とって、数度の着替え覚悟でしっかり汗かいて寝トルマッシ。」

ということになるのであろうか。

引用元:薬は不要養生で回復
関連記事:実録・かぜの治し方(2008/02/09)

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コメント

参考になりました。
私の場合、冬場に職場での感染が怖いので、12-3月頃は自分が風邪をひく前に予防として「マスク」をつけるようにしています。

投稿: Go-T | 2006.04.28 17:19

Go-Tさん、コメントありがとうございます。

インフルエンザ流行期は、せっせ予防対策打ってはいたのですが、暖かくなってつい油断してしまいました。マスクは密着性が高いんでしょうか立体裁断の仰々しいモノが普及してますね。私はオーソドックスなのが好きです。(^^)>

投稿: matta | 2006.04.28 20:25

僕も最近自転車なので、体は強くなってきました。
今年&来年の目標は朝まで飲んでも風邪ひかないがテーマ
です。
※マスクは良い物ですがめがねにはちょいとやっかいですね。(くもる・・)

投稿: dee | 2008.12.20 20:59

◆deeさん、いらっしゃい!ほんとですね。私も近頃は老眼が入ってきて、めがね常用の危機に瀕していますので、他人事ではありません。自転車はいいです。でも元気が一番、無理せずご自愛ください。

投稿: matta | 2008.12.23 12:48

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