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2005.11.13

眼下に砺波平野一周ライド

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雲ひとつ無い快晴の日に、寝坊をして慌ててデポ地点富山・南砺市、福光の道の駅へ向かった。秋の日はつるべ落しだが、朝日も同様にあっという間に上がってしまう。もったいない、もったいないと先を急ぐ。そして、9:00ようやくクロス車でゴー!

主なルート:道の駅福光-(医王林道)-横谷峠-(K54)-ブナオ峠-五箇山-(袴腰林道、袴腰峠)-(R304)-道の駅福光
走行距離:90km

051113tonami1本日は、砺波平野を囲むようにしてそそり立つ山地群に沿って、グルッと一周するルートをセッティング。ついでに、ブナオ峠のブナ林にもあいさつに行きたくなったので、ここも取り入れることにした。

医王山登山口から接続する「医王林道」は、以前何度か医王山夕霧峠からの下山時に通ったことはあるが、全線通して走るのは初めて。確かダートもあったと記憶していたが、今は右の写真のようにすべて舗装がなされている。もちろん、ロードレーサで走行可能。医王の中腹をアップダウンしながら時折垣間見える砺波平野を横目に森の中を進む林道だ。
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スキー場のある、IOXアローザの真上を走り抜ける。ジムカーナの大会が行われているらしく、森の中にけたたましくエンジン音やタイヤのドリフトする音が響く。今年は、去年とは一転、熊の出没の噂は聞かないが、人じゃなくても耳を塞ぎたくなるであろう。しばらくすれば、刀利ダムとたかをくくっていたが厳しいアップダウンが続き、ようやくダム湖にたどり着いたのは11:00近く。ブナオ峠に至るK54の看板に手書きで「当分の間通行止め」の文字が力なくしたためられていた。
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051113tonami4ダム湖を囲む木々は所々美しく紅葉している。コレを狙って訪れるサンデーフォトグラファーも多い。暗いトンネルを抜け、本格的隘路となるのぼりに差し掛かるとペダルを踏む足にもしだいに力が入った。ココを訪れるのは3度目。前回で懲りたはずなのにまた来てしまった。この峠の魅力はなんだろう?

まず、県道から小矢部川を挟んで拡がる「長瀞峡」と呼ばれる見事な森林景観が上げられる。峰々の上部のブナ林は既に葉を落としてしまっていたが、この県道周辺は美しく紅葉したブナやミズナラなどの森に囲まれている。
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051113tonami6ピークに至るまでの距離にも魅力がある。20数キロと、驚くような激坂はないが、ほとんど足を休めることは出来ないヒルクライムが堪能できることも魅力だ。そして、「通行止め」なので車の脅威の心配が無い。しかし、今回は違った。天気に乗じたドライバーが土砂の入り込んだ箇所を突破して入って来ていた。

前回押し流されていた箇所も下の写真のようにほぼ復旧作業が完了していて何台も峠から降りてくる。これは、もしかしたらこの「秘境」も復旧間近か!?と喜びや落胆とも付かぬ心地になっていたら、先程追い越していったモトクロッサーが引き返してきた。しばらく行くと大きな土砂の山が行く手を阻んでいる。エンジン付車両は、これを見て退散したのであろう。自然の力はそんな生易しいものではないのだ。

051113tonami7ココからの峠は、自転車で登る私の貸切だ。もう昼も近いし歩いて上がるハイカーの姿も無い。小矢部川の源流に近い不動滝を始めとした清流の水音と、控えめにさえずる小鳥の声しか聞こえない。そう、こんなに豊かな自然をひと時でも独り占めできる魅力がここにある。

今日は、グリップの効くブロックタイヤ。そして、車体も軽いクロス車なので多少の倒木や落石はものともせず軽々クリアできる。やはり、クロス車はいいな~。しかし、調子に乗っていたら大きな穴ぼこに気づかずはまって落車した。水溜りへバシャンといってしまったが、そう水量はないので大事にはならなかった。標高は1000m近く。もう気温は10℃以下なので、川にでも落ちたら命取りだな。

世界遺産となった五箇山周辺の人たちは、ほんの2,30年前までは冬ごもりを強いられていた。今では五箇山トンネルや高速で貫く袴腰トンネルのお陰で冬でもあっという間に砺波平野に出ることができる。往時の人たちの追体験をするといってはおこがましいが、自転車ならば少し肌で感じることはできる。感じたつもりになれる。これが五箇山へ自転車で通う魅力なのかもしれない。

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ところが、ブナオ峠から五箇山周辺に下山するとココは観光地。行楽客でごった返す大盛況。手軽にこの地を訪れ楽しめるようになったことは、誠に喜ばしいことだが、私は泥だらけのジャージと自転車のまま合掌集落を素通りし、袴腰林道へ向かう。

大雑把な地図しか持たなかったので、アプローチに戸惑ったが菅沼集落を突っ切って、林道へ入る。素晴らしく整備された片道1車線の林道が、今は廃業された五箇山ユースまで続く。真新しい林道への分岐もあるが、道なりに進むことにした。

道は狭くなったが路面は良い。ロードで十分ヒルクライムできる林道だ。しだいに五箇山集落が眼下に小さくなっていく。林道は山肌に沿うように進むはずであったが、幅広い道にしたがって進むと、池の平の袴腰山登山口に出てしまった。300mほど引き換えしてあとは迷うことなく袴腰峠と思われるピークに達した。

051113tonami8遠くには砺波平野が広がっていて、延々と紅葉をトラバースする林道が遠望できる。すぐ左手には「砺波富士」異名を持つ袴腰山が私を見下ろしている。これからは締まったダート、張り切っていきましょう!道幅も広いのでスピードが出て楽しく下れる。このビットリアのシクロクロス用タイヤはがっちり路面を掴んでくれるので横滑りは皆無であった。

051113tonami99程なく、旧国道の細尾トンネルの入り口にかかったところで、舗装面に変わる。紅葉狩りにきた車も多い。人喰谷と呼ばれる谷間が本日一番の紅葉であった。R304の五箇山トンネル口に出たところで15:00少し前。タイムリミット。本日は、寝坊、そして医王林道を甘く見たことが敗因だ。平野東側の高清水、赤祖父林道は次回の楽しみにして、一気に城端市街へダウンヒルした。(プロフィールマップ:ばったさん、ありがとうございました。)

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コメント

mattaさん、こんばんは。

抜けるような青空ですね。
紅葉も綺麗。
気持ちいい一日だったでしょうね。
露天温泉が有れば言うこと無しです。

石川県森林公園も気持ちよく走れそうですね。

投稿: ueno | 2005.11.15 18:02

uenoさん、いつもコメントありがとうございます。今秋一番で唯一のGoodaySundayでした。温泉はまた来年にします。uenoさんもお仲間と京都の紅葉ライドを楽しまれたようですね。私も是非一度は行きたいと思っています。写真が素敵です!

投稿: matta | 2005.11.15 21:14

マッタさん、クロス車でがんばってるんですねー。なんか楽しそう。クロスって悪路もいけるし、なんだかラフに扱えそうですね。いいなぁ。それにしてもブナオ峠は恐そう~。

週末は晴れて欲しいところですね。
また乗りましょうね。

投稿: よったけ | 2005.11.16 12:59

よったけさん、クロスいいですよ~!ダウンヒルはMTBに軍配が上がりますが、ダートののぼりや平地は軽快です。せっかくのシーズンですから思いっきり乗りまわそうと思っています。レースもありますし。

怪我のほうはいかがですか、ブログにも書いてらっしゃいましたが、冷やさないようにして温めるのが一番かもしれません。また、ご一緒しましょう!

投稿: matta | 2005.11.17 20:15

あら~!!! いつの間にか逝ってこられたのね。w 懐かしい画像が一杯で嬉しいです。

池の平の袴腰山登山口はオラも間違って行ってしまいました。鳥越峠(臼中峠)の起点なんですけど、上を見ると林道があるんですよね。いつの日か…と企んでいます。

コースを再確認すると、「眼下に砺波平野一周ライド」と言うより「五箇山塩硝街道トレース」ですね。流石、旧道ファン!!!

投稿: ばった | 2005.11.20 21:53

ばったさん、アドバイスありがとうございました。今思えば、アドバイスどおり単調な医王林道はパスしてK10で行っておけば間に合ったかもしれません。ただ、平野を見下ろすというテーマというか縛りからは逸脱しますから、意地も有って強行した次第です。(汗)
>池の平の袴腰山登山口
ありましたありました。よさげなダートでした。今の時期なら最高なんでしょうが、仕事やらシクロのレースやらでなかなかいけません。でも、袴腰林道は気に入りましたよ。また、来年赤祖父林道とセットで楽しんでくる予定です。

投稿: matta | 2005.11.21 10:44

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