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2004.08.18

自転車中年記(2)

運動不足解消のため、ようやく習慣化したウォーキング。新たな刺激を求めて自転車へ触手を伸ばし、逆にその虜になったマッタの運命やいかに!?(おおげさな ^^;)

羽が生えたかと思った
前回のような成り行きでロードレーサにはじめてまたがりました。意外に高いサドルと前傾姿勢に戸惑ったものの、ペダルを漕ぎ出すとすーっとスピードが上がり、風を感じて自分が鳥のように飛んでいるような錯覚さえ覚えました。

こうなると嬉しくなってとりあえず、走ってみようと隣町の金沢市方向へハンドルを切り、普段クルマでは走ることの無い道幅のせまい旧街道をトレース。子供の頃病院にかかった時は、この旧街道をバスで金沢へ行ったものですが、通ったのはまさにその時以来。変わっていない街並みに感慨を覚えながら隣町にたどり着いたのは意外に早く、数十分後のことでした。

それからは、週末ごとに先の金沢へはもちろん、県境の峠、そして隣県の町などへどんどん距離を伸ばし出かけていくようになったのです。今からすれば大した距離ではありませんが、初めて自転車にのれるようになった幼い頃の「どこまでも自転車でいけそう」という思いを再び抱いたものでした。そして、地元のイベント、ツール・ド・のとに参加したりして、今から思えばおかしなもので、自信がついたのかいっぱしのサイクリスト気取りでした。

出会い、そして別れ
乗り始めた2000年の頃は、自転車を通じた友達もいなくて、一人さみしく淡々と走っているだけでした。しかし、ふだんの仕事で若干疲弊していた私の心にこの単独走は、自分を見つめるよい時間を与えてくれたと思えます。ただたった一人、この駆け出しの自転車乗りに声を掛け続けてくれた人がありました。それは、先の記事にも登場したサイクルショップの主、Tさんでした。

Tさんは、長年店を続けてこられてきましたが、高齢で病気がちであることに私も気になっていました。しかし、土日でも店を朝早くから開けていて、私が遊びにいくと休めていた身体を起こして出迎えてくれるので、遠慮もせずに今日は倶利伽羅へ一回も足を付かずに上がれた、富山(隣県)の~まで行って来た、などと子どもが親にそうするように無邪気に報告していました。その話を聞きながら嬉しそうにニコニコされていたTさんのことを昨日のように思い出します。

何度か遊びに行っているうちに、店には町の自転車屋さんでは見かけない工具が整頓されておいてあることにじきに気がつきます。聞けば、お若い頃はピスト競技のメカニックをされていた由。以前は週末ごとに朝から自転車乗りが集まって遠乗りに出かけられていたとのことでした。しかし、その頃には私以外には、スポーツサイクルを楽しむお客はあまりいないように見受けられ、正直さみしい思いを感じていました。

そして、独自に自転車関係の雑誌などを読み漁っているうちに、最新機材やMTBなどに興味が出てきて、Tさんの店では飽き足らず、同町のショップSさんや金沢のRさんへ顔を出すようになります。Tさんはその後体調を崩され、店を閉められたので(営業は関連する他店舗へ移管したようですが)疎遠になり、気になっていたところ、翌々年の春にTさんの訃報が届いたのでした。

山サイとの出会い
ロードレーサで山間部の県道などを走っていると、まだ舗装していない林道を見かけるようになります。森の中を走るえもいわれぬ快感を既に知ってしまった身でしたので、あの砂利道の向こうはどんなだろう?とMTBへ寄せる思いは日に日に強くなり、前述のTさんの所へ相談に行くと、MTBなんて重いだけロードのほうが楽しいよ、となかなか売ってくれません。(笑)今となってはまさにそのとおりなのですが、オフロードへ寄せる思いはなかなか静まりません。

とうとう、同じ町のショップSさんへ駆け込むことになったのです。時は10月、まさに次年の新車が発表されるところでした。興味を持ったのはMTBの元祖ARAYA。価格の割には上級グレードのパーツもついて、Sさんも太鼓判を押してくれました。さっそく、納期を確認してもらったのですが、早くてもクリスマス、おそらく正月明けとの回答を聞いて、ARAYAに未練はありましたが即刻他メーカのものを店先で検討し始めました。

山は次第に色づき、MTBで紅葉の中を走リたい気持ちに火をつけます。納期が早いのはGIANTの完成車。やはり、ブロックタイヤでは重くなるとのSさんからのアドバイスもあってスリックタイヤモデルのATX-850をチョイス。納期を確認して即発注。確か5日ほどで、お店に届いていました。たしか、2000年文化の日でした。

山サイ三昧

お友だちは地図
このモデルは、ロードとMTBのあいの子のような中途半端ともいえるものでしたが、私にとっては正解でした。スリックなので、オンロードで目当ての山地にアプローチ。そして、砂利道をちょっと遠慮がちに走って紅葉を満喫。こんな週末を毎週のように楽しんでいました。なかでも2万5千分の1の地形図を買ってきての道探しは非常に楽しく、雪が野山に積もりだす2001年正月まで熱中していたことを思い出します。(上の写真ではブレーキホースに地図が洗濯バサミで挟まれています。 ^^;)

そんな冬のある日には、1000峠制覇で有名な峠おやじ・ナワ~ルドさんに偶然、県境の天田峠周辺で出会ったりして、後々私の自転車生活に影響を及ぼす人たちとネットを通じて交流が始まることになったのです。(続き)

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