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2004.06.19

恐いスズメバチの虫毒

鳥のさえずりが爽やかに響いていた山地での気持ちいいトレーニングも、そろそろ様々な敵と遭遇するリスクと対峙しなければならないトレーニングへと季節は移り始めています。

その敵とは、具体的にはクマや毒蛇そしてスズメバチなどが上げられます。今回は、先日私も追いかけられて、ヒヤッとしたスズメバチの虫毒について、お医者様でもあるサイクリストコナさんがBBSにおいて私の無邪気な質問に丁寧に答えてくださったので、備忘のため記しておきます。

コナさんのBBS上での問答

・コナさん
上記のアナフィラキシー反応というのは虫さされの際に出現する事のある、致命的にもなりうる反応です。早期にエピネフリンというお薬を注射するだけでかなりよくなりますが、病院に搬送されたときには手遅れという事があります。欧米では個人で携帯する自己注射用エピネフリンキットがあったのですが、日本ではなく発売が期待されていました。それもようやく発売されるようになっていますので、山岳錬をする自転車乗りはもっていたほうがいいかもしれません。私も手に入れようと思います。

エピペン
http://www.epipen.jp/

・マッタ
この注射液は、一般の薬局で手に入るものなのでしょうか?

・コナさん
専門医からの説明を受けた上で、処方箋を出してもらうしかありません。一般の薬局では買えません。ちなみに当院では採用されていませんでした。私自身もほしいので、臨時採用の申請を出そうかと思っています。

ただね、このエピネフリンという薬自身もかなり恐ろしい薬なんです。昇圧作用もありますし、喘息の発作時にも使いますが、この薬の使用による死亡例もあるんです。ちょっと簡単には出すとはいえないところもあります。

・マッタ
以前、MTBで古道探索していたときに、
林業を生業にしてる年配の人が言ってました。
「知り合いが、スズメバチに3回刺されて死んだ。」
「ワシは、もう一回刺されたら死ぬやろう。」
この薬のことを知らなかったのでしょうか?

・コナさん
1度目にさされて不適当(過剰な)な免疫状態となり、2-3度目にさされた際に過剰な免疫反応(アナフィラキシーショック)が起こります。まさにこの方の言われたとおりのことが起こるわけです。リスクー利益のバランスの問題で、まさにこういう人にエピペンが必要なわけです。

実際、危険な薬でもありますし、医療行為としてではなく自己注射できるようになったのはここ1-2年のことではないでしょうか。

スズメバチに刺されたことのある方は特に要注意です。しかし、よいお薬で自己防衛できる時代になったのですね。

関連記事:ポイズンリムーバ(毒出し器)

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» アナフィラキシーショック [The other side of PRIVATE OPINION]
 月曜にMTBで峠(オンロード)を下っている途中でハチに唇を刺されました。 ーりのコーナー付近で、虫が顔にぶつかり唇をガッチリと脚で捉まれ、手を離せないので我慢していると、鋭い痛み。この時点で、虫の姿は見えないので何が起きたか良くわかりませんでした。ビリビリ..... [続きを読む]

受信: 2005.08.18 17:20

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