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2004.05.15

自転車通勤への風当たり

やっとんさんの記事を拝読し、私も最近思うところもあって僭越ながらトラックバックさせていただきました。記事によれば自転車通勤は楽しいけれど、辛いことやリスクを伴う。楽しく走る工夫をしましょうといみじくも説いておられます。私も、諸手を上げてこの意見に賛同します。しかし、先日のSMILEさんのBBSへの投稿「SK8通勤は新しい職場にもっと慣れたら始めたいなって思ってます。」を読んでハタと気付かされた次第。そう自転車で通勤する人たちのことを快く思わない人たちがいることも事実なのです。

といっても、自転車通勤の対極に位置する「自動車通勤」がたった1字違いで、大きな外部不経済を伴う通勤手段となってしまうことも、環境問題や交通事故問題などが証明するところです。自動車専用道路ならいざ知らず、せまい路地のような道を我が物顔で、走り去るクルマのドライバーには知性のかけらも見えません。大概くわえタバコにヘッドレストの無いバックシート、おまけにチャイルドシートに鎮座していなければならないはずの子どもが、フロントガラスに張り付いています。おっと、少々感情的になってしまいました。ちょっとイカれたママさんドライバーの生態は、また別の機会に取り上げたいと思いますのでこの辺でやめにします。

イイタイコトは、こんなに子どもやシニア層など交通弱者に不利益を撒き散らすクルマに乗るより、自転車に乗って通勤することが「社会人」としてあまりよくは見られないこともあるということなのです。というのも、先日少々遠方(50km程度)の客先へ何度か自転車で出向きました。初めは、物珍しさもあってか、「すごいね~。」とか「エライ!」とか、まあ社交辞令が混ざっているにしては「好評」といった感触でした。しかし、仕事が少々ややこしい事情を伴ったこともあってか、やがて表立ってではないにしろ暗に「時間のムダ」、「事故にあったらどうすんだ」というニュアンスで意見されることも出てきたのでした。

このように思われることも、まあもっともなことです。SMILEさんがスケートでの通勤を考えられていると聞いて、正直危険と思ってしまった不肖私なのですが、これに似た感覚が一般の人々の自転車通勤に対するイメージなのではないでしょうか?このステレオタイプともいえるイメージの犠牲者が身近にいます。なんと自転車に乗れない中学生がいるのです。じつはこの中学生が卒業した小学校は、高学年に上がるまで自転車で道を走ることまかりならんと、校則で禁止されているようなのです。聞けばずいぶん前のことのようなのですが、自転車に乗っていて事故にあって命を失ってしまった子供がいたとの由。

先生方はおそらく、無責任な親に激しく抗議され一番安易な「自転車禁止令」発動に踏み切ってしまったのでしょう。しかし、この措置は思考を停止してしまった愚者の行為に等しく、およそ教育と呼べる代物ではありません。事故が起こったからこそ交通安全教育を親と教師が一丸となって施すべきではないでしょうか?このままでは自転車に乗れない高校生や大人を多く「輩出」する有名校になってしまいかねません。臭いものにフタをするのではなく、問題形成を行いその解決に向け知恵を出し合うことが重要であることはいうまでもないでしょう。

老若男女がクルマにおびえることなく、徒歩や自転車そして"SK8"でたのしく気持ちよく通学通勤できる環境。そう!あの初代金八先生のタイトルバックに流れる荒川?の風景がごくありふれたものになることを夢見るこの頃です。でも、雨が降ったり荷物があったりすると、クルマに頼っちゃう根性無しの私なのですが。(苦笑)

BGM:贈る言葉

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自転車社会学」カテゴリの記事

コメント

おおっ。ワタシの事が!光栄です☆
スポーツ車やSK8での通勤で共通すると思うのは、安全性への疑問はモチロンなのですが、ちょっと個性が強いんじゃないかってワタシは考えてしまうんですよ。
周りの人たちにある程度自分の人間性や仕事への誠実さ、どれだけ自転車やSK8が好きか、ひかれないように少しずつ解ってもらってからってのがあるんです。。
社会にでるとスポーツ好きの爽やかさんばかりじゃなく、スポーツ全般嫌いな人や頭のかたい人なんかとご一緒することも多くなって、あとは、日本人的に目立つから恥ずかしくて踏み出せない人の僻みってのもあったり。
反感をもたれるのはやっぱり悲しいですから、少しずつ良さを解ってもらう努力も必要だなって思いました。
あわよくば仲間に引きずり込もうと(笑)

投稿: | 2004.05.16 07:22

スミマセン、名前書き忘れましたっっ。
初カキコでこれだからイヤになります。トホホ。

mattaさんのblogは色合いがクールで読みやすくて好きです☆

投稿: SMILE | 2004.05.16 07:30

初トラックバックです。ありがとうございます。以下、長文になってしまいましたが、この記事を読んで考えたことを書きます。

自転車をめぐる問題は、自転車が自動車と歩行者の間にはさまれて、ある時は交通弱者、ある時は交通強者になるという不安定な地位にあることに起因するものが多いと思います。

そもそも道路交通法上の自転車の扱いが実に中途半端。軽車両だから原則左側通行といいながら、一車線で右側だけに路側帯がある場合、その右側の路側帯内の通行を許すとか、左側に路側帯があれば、原則路側帯内を通行するべきとか、どう考えてもおかしい。これだと、路側帯内で自転車が対向することになりますが、その場合はいったいどちらがどちら側によければいいんでしょうか(この状況はふだんよく起こります)。

上の例からもわかるように、自転車は道路交通法上の矛盾を一手に引き受けさせられた「道路交通法上の弱者」です。そのせいで、自転車という乗り物は、乗る人にとっても周囲の人にとっても「危険な乗り物」になってしまう。とっても残念なことだと思います。

SK8のことも初めて考えさせられました。まずは軽車両(つまり自転車と同等の存在)として認知されるというところからでしょうね。ただ、自転車よりも広い幅を使うこと、他の人にとっては「予測不能」な動きをするように見えるということが問題として残りますね。また、軽車両として認知されても、自転車同様、道路交通法上の弱者であることは変わりないということもありますし。

投稿: やっとん | 2004.05.16 12:05

やっとんさん、SMILEさん、コメントありがたく頂戴いたしました。

最近ストレスがたまっていて、つい駄文を書き連ねてしまったのですが、お陰さまでこの話題にも拡がりが出てきそうな予感が。お二人のご意見を受けて続きを書きたいと思っています。

投稿: マッタ | 2004.05.16 17:34

気にしないでどんどん自転車通勤してください

10年後、50年後、100年後は
当たり前なります

そのころは通勤事態なくなるかも

投稿: | 2007.05.23 19:22

そうですね。そうありたいものですが、他の人からはどう見えるかわかりませんが、一応和を尊ぶ小市民なので、そう思い切ったことも出来ません。しかし、このクルマ一辺倒の現状は何とかしなくては。

投稿: matta | 2007.05.24 21:29

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