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2004.04.03

路側帯と自転車


上の写真に無くて次のページの2つの写真にあるものはなんでしょう?タイトルからもお察しのとおり路側帯の白線です。この何の変哲もない白線は、サイクリストにとっては唯一図らずも与えられた「居場所」といっても良いかもしれません。道路交通法によれば、

第2条(定義) 7 「路側帯」とは、歩道と車道が区分されていない道路において歩行者の安全を確保するために、安全標識等によりその境界を表示した道路の端の部分をいう。
とのこと。つまり歩行者のためのものなのですが、歩道があってもその幅が十分に取られていたり、逆に歩道が無くても白線の左片は路肩、という体裁のみといえそうなものまであります。山奥の林道などを走っていると、センターラインは無くてもこの白線だけは立派に存在します。白線塗料の日本における使用量がどれだけのものかは見当もつきませんが、その第1の使用用途が路側帯の白線なのではないでしょうか?

路側帯に関しては厳密な議論はあるようですが、自動車の脅威を遠ざけてくれる心理的バリアのような働きを持っていることは確かです。白線が無ければここは、クルマ専用とばかりにこれ見よがしに左によってくるドライバーが頻発します。事実、上の写真の区域では威圧的な運転をするドライバーが多く見受けられます。しかし、ひとたび白線が出現すると、かような行為に及ぶドライバーは一気に減少します。

自転車ロード競技の第1人者だった今中大介さんがその著書で、トレーニング中は白線上をまっすぐ走るよう心がけたと記されていましたが、走行技術だけではなく安全面でも有効であると感じます。ただし、雨の日は滑りやすいので避けたほうが良いでしょう。「G線上のアリア」ならぬ「白線上のサイクリスト」よろしく今日も仕事場へ向かう楽しさを満喫しています。

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